エビのチリソースは,中華料理店にはどこにでもある定番料理ですね.しかしこの料理,ご存知の方もおられると思いますが,ソースにトマトケチャップと豆板醤を使います.豆板醤とトマトケチャップってよく考えたら不思議じゃないですか.そう,実はこの料理,中国には存在せず,日本限定の中華料理なんだそうです.ウィキペディアによると,四川の中華料理人である陳健民が,日本で中華料理を普及させるため,豆板醤の辛さを抑えるために考案した創作レシピなんだとか.なるほど...と,これは雑学です.
ところで私はエビチリが大好物なんですが,自宅でトライしてみて,かなり手の込んだ料理だということを改めて知りました.とにかく,あの食感と味がなるほどこのようにして生まれるのか,と,自ら手を動かし目の前で理解するのはとても楽しいものです.そして完成したエビチリは,冷凍エビを使ったとは言え,まさに立派な本格エビのチリソース!家庭で中華料理店で食べるエビチリの食感を作り出すことは可能のようです!
材料(4人分):
エビ(無頭・冷凍)・・・20尾(エビの大きさによって調節)
白ネギ(長ネギの白い部分)・・・1/2本
酢・・・少々
サラダ油・・・適量
エビの下味
塩・片栗粉・卵白・サラダ油・白胡椒・老酒(もしくは日本酒)
チリソース
生姜・にんにく・豆板醤・トマトケチャップ
水・鶏がらスープの素・老酒(もしくは日本酒)・砂糖
時系列レシピ:
エビのしたごしらえ
・まずはエビを流水で解凍・殻をむきます.
・エビに塩を降り,軽く揉んで,真水でよく洗います.
・背に切れ込みを入れ,背ワタをとります.
・エビに片栗粉大さじ2,塩小さじ1/2を投入し,(力を入れすぎずに)よく揉みます.
・水200ccを加え,(力を入れすぎずに)よく揉みます.
・エビを流水でよくすすぎます.これでエビの臭みがほぼ取れます.
・エビの水気をペーパータオルなどで完全に取り除きます.
・エビをボールに入れ,塩小さじ1/4,白胡椒少々,老酒小さじ2を加え,よく混ぜます.
・ここに卵白1個分を加え,卵白の塊感がなくなるまでよくほぐし混ぜます.エビとよく絡み,白く泡が立つくらいに.(この卵白がエビチリ独特のエビの食感を作ります!)
・ここで片栗粉大さじ2を入れ,均一に混ぜます.
・サラダ油小さじ2を入れ,優しく混ぜます.これでエビの下ごしらえ完了!
下ごしらえをしたエビを,時間をあけずにすぐ調理開始です.
・フライパンにサラダ油を引き,よく熱し,エビを並べます.
・両面を少し焦げ目がつく程度に焼きます.この時,中はまだ半生でOKです.
・焼いたエビをいったん取り出します.油と水がエビから出てくるので拭き取ります.網付きのバットに乗せて,水油を切るという手も.これは重要ポイント.
ソース作りからフィニッシュへ.
・エビを焼いたフライパンを冷ましている間に,生姜半かけ,にんにく1かけをすりおろします.
・水120ccに,鶏がらスープの素小さじ1/2,老酒少々,砂糖小さじ1,を混合したものを用意しておきます.
・白ネギをみじん切りにします.
・粗熱がとれたフライパンに油を引き,再び弱火で熱し,おろし生姜とにんにく,トマトケチャップ60 g,豆板醤小さじ1を入れ,ゆっくりと炒めます.
・香りが立ってきたら,あらかじめ用意した混合スープの素を入れます.
・煮立ったら,焼いたエビと白ネギを入れ,全体に絡めます.
・片栗粉少々を小さじ3の水を使い,水とき片栗粉を作って入れます.
・全体にとろみがついたら,火を止め,サラダ油数滴,酢少々を入れ,軽く混ぜ合わせます.油は見た目を艶やかに見せ,料理が美しく変化します.酢は,エビチリの香りを洗練されたものに変えます.
・器に盛ってできあがり!

こんな感じです.盛り付けも写真も下手.涙 見た目は冴えないですが,味と食感はまさにエビチリでした.美味しいです.ところで,残った卵黄はどうしたかというと,今回はスープに投入しました.チャーハンもいいですね.かなり忙しくなりそうですが.
テーマ : 中華料理 - ジャンル : グルメ