日本について考えるブログ




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リフォーム進行中 :: 2013/03/31(Sun)

中古マンションを購入。リフォーム進行中。



壁を抜いたところ。ウォークインクローゼット2つできます。

ダイニングテーブルは現在、制作していただいている途中。
ダイニングチェアも2つしか決まっていない。
その他、まだまだ決められていないもの多数。
引っ越しは4月14日を予定しているのだけど、多分、最初は大幅に物的に未完成でスタートになりそう。

しかしどんな空間が生まれるか、完成が待ち遠しい。

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センスのかけらもない :: 2009/11/10(Tue)

中身がないのに外見を立派に見せようとする住宅に良く出会います.日本人の見栄っ張りな気質が原因でしょうか.マンションのエントランスや個人宅の玄関,外壁なんかはもっと実用的で質素であってもいい.そして浮いたお金は,間取りを考えることと,バスルームや子供部屋を素敵にすることに使いましょう.比較するとそれらがあまりに貧しいと思うからです.

現代の日本の住宅は本当にバランスが悪い.例えば集合住宅なら,集合エントランスが妙に立派じゃないですか.例えば,鏡が多用され,シャンデリアがあり,素敵な間接照明があり,グランドピアノが置いてあったり,至るところ大理石張りだったりで...それですっかり気分が高揚してさぞ豪華な邸宅なのだろうと思って住まいの中に入ると,え!?っと凍ってしまうほど貧しかったりする,のが日本の住まいなのです.

個々の家の中にもそのような要素を垣間見ることができます.やはり玄関が素敵な傾向があります.それからリビングもやはり素敵で,トイレもそれなりにいい雰囲気だったりします.これらの場所に共通するのは,客が来るまたは通過する場所という点です.つまり一種の体裁なのでしょう.一方,そういう場所にお金をかけたせいで虐げられているのがユーティリティ,バスルーム,そして子供部屋などだと僕は思います.客を招かない空間にそれほどお金をかけようとしません.これは,例えばハウスメーカーのモデルハウスにも如実に現れます.広々南向きリビング,素敵なソファーや素敵なカーテン...家にこだわる人なら普通にそう考えるのかもしれませんが,その反面,北向きで寒々しいのが子供部屋なんです.カーテンはホームセンターで買ってきた安いもの.ホームセンターで買ってきた安い勉強机と寝返りをうつとぎしぎしうるさい安いベッド...なんてことは充分にありえるでしょう.

バスルームも酷いものです.高級マンションであっても日本の場合ユニットバスが基本です.ユニットバスは言うなればプラスチックケースです.大量生産される工業製品であり,性能はそれなりに良く,組み付けも楽なのは分かりますが,その代わりに精神的開放感,ゆとり,くつろぎというものを住まいのバスルームから奪ってしまっています.日本人は元来お風呂という場所は好きなんじゃないかと思うのですが,どうしてこうも貧しく落ちぶれてしまったのでしょう.僕は,例えばバスルームはこんなのがいいと思います(http://suiteroom.info/).たくさん施工されれば値段は少しは下がると思うんですが...

住まいの中の見栄や体裁というものは,別に金持ちだけの話ではありません.例えば安い家具を例に見てみるとどうでしょう.表面上見える場所だけはきれいに磨かれ塗装されていますが,一方見えにくい場所は合板の木質がむき出しでささくれが手に刺さったりするんです.つまり引き出しの内側などです.表面上はおしゃれな木目やパステルカラーだったりするのに,観音扉の裏側は色気のない下地の白だったり,洗面化粧台にいたっては側面と前面でまるで違ったりするじゃないですか.これらも一種の体裁なんでしょうけど,なんだか「馬鹿っぽい」という言葉しか浮かびません.だって,ほとんど見えない場所に対して手を抜いているのならまだ分かるのですけど,引き出しや扉の内側なんて開ければ一瞬でばれるわけでしょう.それならはじめから全身ださい白のほうがむしろださくないと思うのですよ.

要するに,センスのかけらも感じないということです.古くからの日本家屋というものはあんなにも美しかったのに,なぜこれほどまでに一般的な現代の日本の住宅はセンスがないのでしょうか.われわれの奥に眠ってしまった美的感性をもういちど呼び起こしたいものです.

ところで余談ですが,このような表面上だけ取り繕った日本の家に海外からの客や友人を私は招きたくはありません.私は日本の家がどんなに狭かろうと,それは全くかまわないのですよ.日本の家の狭さのことをとやかく言う人がいますが,狭さは地価や国民の所得や土地の広さや,いろんな条件が絡まってくるので,それは別に恥ずかしいことじゃなくて仕方の無いこととも言えます.ニューヨークだってパリだって土地がなければ家は狭くなるものです.それに狭さというのは工夫次第である程度快適な空間に変えることができるものです.

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ずっとティファール♪ :: 2009/11/01(Sun)

一度使えばずっとティファール.だって劣化しないから買い換えられない.うちのフライパンはいつ劣化が始まるのだろうか...

ご存知の方も多いと思いますが,T-falは,世界的に有名なフランスの調理器具メーカー,グループセブ(Groupe SEB)が擁するひとつのブランドです.豆知識ですが,T-falと表記するのはアメリカ,カナダ,日本などで,本国を始めほとんどの国での表記はTefalです.世界で仕様は違わない共通のブランドなのに,なぜにあえて表記を違えているのか....

まあ表記の件は本題ではないので置いておいて,次にキャッチコピーの話です.日本でのT-falのキャッチコピーは,「一度使えばずっとティファール」というもの.ウェブサイトでは,T-falのロゴの下にそう記述してありますし,様々な通販サイトにもこのうたい文句を見かけます.ちなみにまたまた即席豆知識ですが,このキャッチコピーも国によって違うようです.本国フランスは,"Comment s'en passer?"(どうやって無しで済ます?) アメリカは"Solutions you can't live without"で,英語圏のほとんどは"Ideas you can't live without"となっています.

日本のこの「一度使えばずっとティファール」というキャッチコピーは,そのあまりの自信ぶりに昔から心に響いていたのですが(相手の思うつぼです),僕はこれを「一度使ったら虜になってしまってずっとティファールを買い続けることになるよ」という意味として捉えていました.しかし短期的にそれは間違っていると最近思い知らされています.というのも,





このT-falの樹脂加工型フライパン.正確な日は覚えていないのですが1年以上前に買ったもので,我が家ではほとんど毎日使っているものです.もちろん使わない日もあるけど,一日に何度も使うこともあるし,平均すればだいたい毎日一回は使っていると思います.ところがです.このT-falのフライパン,僕は本当に自信を持ってこう言います.

未使用だと偽って今から売り場に戻しても絶対にばれません!!

それどころか,自分もどれが自分のか分からなくなると思います.^^;

それくらい全く劣化していないんですよ.これは驚きです.あと何年この状態が続くのか想像できないのですが,そこでキャッチコピーを思い出したわけです.虜になるも何も,そもそも劣化しないから買い換えられない,だからずっとティファールなのかと.笑 まあ,そんなつもりじゃなく,メーカー的にはやっぱり最初の意味かもしれませんが...経験的に,ここまで酷使すれば量販店で売っている安い樹脂加工フライパンはすぐにへたります.だいたい1年で焦げ付き始めます.趣味的にこだわるなら鉄やアルミのフライパンはいいのですが,現実的な日々の暮らしのことを考えると,やはり樹脂加工フライパンは便利なわけです.

しかし,ティファールのフライパンがそんなに長寿命という話はネットで調べても出てきません.これはどうしたことか...うちで気をつけていることといえば...

・空焚きしない.
・長時間強火で調理しない.
・徐々に温め,徐々に冷ます.(特に調理後いきなり水につけない)
・金属製フライ返しなどは使わない.
・優しく洗う.

というごく当たり前のことをしているだけなんですけども...逆に言えば,量販店の安い樹脂加工フライパンは,これをやっていても約1年でへたります.

フランス製調理器具といえば,うちにはあの「ル・クルーゼ」もあります.こちらは4年くらい前から使っています.多少鍋内が変色してきている程度でまだまだ新品同様です.しかもホーローは半永久的なので,本当に一生ものかもと思っています.(というか,ルクルーゼは数世代に渡って受け継いでいける代物だという話ですが...)

そういえば,忘れてはいけないもうひとつのフランス工業製品!我が家のプジョー206はフランス車です.5年乗っていますが,やはりほとんど劣化しません.インテリアもエクステリアもシートクッションも本当に新車同様.メカだけは組み付けが馴染んで,とても柔らかく変化してきているけど...つい最近知人を乗せたときも,最近新車で買ったと間違われたくらいです.5年前の車だと言っても,信じてくれなかったですよ.

フランス人の作る工業製品というものに,僕の心はますます大きく揺さぶられています.その偉大なる安心感といったらないのです.安心を作ろうとして生まれた安心じゃなく,最も底辺にある基本というものが全く揺らがない安心感,です...しかしフランスは基本的に農業国なのになぁ.いやいや,そういうところがまたフランスという国の魅力なんですが...

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目に見えないものの価値 :: 2009/02/02(Mon)

日本人は目に見えないものの価値をもっと意識すべきではないでしょうか.そして,そこに適正な代価が支払われるべきです.そうでなくては,日本は物質的には豊かであっても,精神的にはどんどん貧しくなっていくように感じます.インテリアコーディネーターの仕事は,まさにそういう精神的豊かさに関わる仕事だと感じます.

「インテリアコーディネーターという仕事」からのつづきです.

インテリアコーディネーターは,住空間に命を吹き込む職人.お洒落でかわいい家具やカーテンや壁紙を適当に揃えるのが仕事ではありません.空間の形や光の入り方,家族構成やライフスタイルを考慮しつつ,また住まう人のデザインやイメージの好みも考慮しつつ,住む人が快適に心地よく過ごせるような空間を仕立てる仕事です.ですから,インテリアコーディネーターの主な収入は,インテリアアイテムを売って得る利益ではなく,コーディネート料であるべきでしょう.問屋ではないのです.

しかし,現実は全く違う状況だと思います.

人間が生み出すものの中で,「目に見えないもの」に価値があることを実感する機会はとても少ない気がする.これが日本の現状だと私は感じています.だから,例えばインテリアをコーディネートするという作業に本当に価値を見出せる人はとても少ないのでしょう.

日本人にとって,価値があると確信できるものは,まず形ある物質です.例えば,テレビだったり,傘だったり,鞄だったり.このような「モノ」に対して,私たちは私たちなりの価値基準によって,その価値を認識しています.例えば,大型液晶テレビは何十万円もしますが,そういう大きなテレビで映像を見ることに価値を見出している日本人はけっこういるので,ちゃんと売れています.一方,テレビは最低限の映像でいい,という人はそんなもの買わないかもしれませんが,それでも大型液晶テレビの価値について否定しているわけではありません,おそらく自分には必要ない,と判断しているだけです.

モノでなくても,価値が認知されているものはあります.例えば,小包を遠く離れた友人に送るとき,配送料を払いますね.これ,モノではありませんが,おかしいと思っている人はいません.トラックや航空機に載せて遠くまで運ばなければいけない.自分はそんなことしている暇もなく不可能だから,それを可能にしてくれる運送会社の手間やガソリン代を負担するのは当然だということになるでしょう.他には,車が故障したら修理には部品代だけでなく技術料というものが必要です.精密に組み立てられた部品を専用の工具で解体し,新しい部品に交換することは素人には容易ではない.さらに,エンジニアの人は実際に汗を流して,修理という作業を労働として行っていると認知しているので,部品代だけでなく,技術料(作業料)というお金を支払うのはまあ当然だと消費者は考えているのではないでしょうか.

私の感覚では,インテリアコーディネーターの仕事は,これらよりもさらにずっと認識しにくいものなのだろうと思います.だからほとんど認知されていない.

上の記述に従って「家」について考えてみましょう.家の材料となる木材やコンクリート,窓ガラス,インテリアを構成する家具やカーテンはモノです.モノには当然価値があるので,お金を支払います.モノでないものに関しては,構造設計という仕事,大工さんや左官職人さんの技術,ここにも価値は見出されているのではないでしょうか.しかしここまでということになります.インテリアコーディネーターは,ここに入っていません.

これはどういう意味になるでしょう.例えば竹のフローリングというものがあります.家族の生活スタイルと家の環境を考え,この家には竹フローリングはとてもマッチするとインテリアコーディネーターは考えて客に提案したとしましょう.ところが,消費者側は,竹フローリングというモノと施工技術にしか価値を認めていないわけです.ですが,もうひとつの価値を見落としてはいけません.様々な観点から考えて生まれたバンブーフローリングを採用してみようというアイデア,この斬新なアイデアがなければ,このフローリングをその家に施工することはできなかったはずです.このアイデアになぜ価値がないと言えるでしょうか.

こう考えると,インテリアコーディネーターのコーディネート料が存在しないというのは,インテリアコーディネーターは家作りに対して奉仕活動をしているようなものです.実際,一般的なインテリアコーディネーター(住宅メーカーやインテリア会社に雇用されている一般的なインテリアコーディネーター)は極めて薄給です.労働時間あたりに対する収入で考えるなら,コンビニのパートタイムよりも悪いかもしれません.

もし近々,家を購入しようと考えている方,リフォームを考えておられる方がいましたら,是非,商談の最初の段階からインテリアコーディネーターにも同席してもらい,一緒に家を作っていってみてください.たいてい住宅メーカー側はそれを最初から行いませんが,客が望めば不可能ではないはずです.そしてインテリアは家という住まう空間に大きく干渉してくる要素なので,間取りを作っていく段階から,インテリアのことも考えながら話を進めていけば,後からでは不可能なことも可能になります.借景,移動動線,意外なライティング手法や,天井の形状など,思わぬところにまでアイデアが広がり,同じ値段を支払うにしても全く違った素晴らしい家ができるかもしれません.

本来,インテリアコーディネーターが,家づくりの最初の段階から関われば,それはリーダーシップの役割を果たすだろうと私は思っています.なぜなら,最終的な住まいの空間(生活の場)を現実的にに意識し,常に全体を見渡すことができているのはインテリアコーディネーターだけと言っても過言ではないからです.

質のいいインテリアコーディネーターがいなければ住宅業界を勝ち残っていけない,という状況になり,その職業地位が日本において上がることを願う今日この頃です.そうすれば,日本の住まいは飛躍的に豊かになるはずです.

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インテリアコーディネーターという仕事 :: 2009/01/31(Sat)

インテリアコーディネーターとは,インテリアアイテムを売る職業ではありません.インテリアアイテムをただ選ぶ職業でもありません.インテリアコーディネーターは,住まいを,人の暮らしを,インテリアの観点から創造する専門職です.

インテリアコーディネーターという仕事があります.専門知識と感性,そして合理性と芸術性を高度に融合させる非常にレベルの高い専門職だと私は思っています.

インテリアコーディネーターというと,日本ではただカーテンや壁紙を選ぶ人だと思われているとよく感じますが,これは誤りです.家を買ったなら,どんな住空間にしたいか,インテリアコーディネータに伝えると,その漠然としたイメージを具現化してくれます.例えば,南仏風のインテリアにしたい,などというとても抽象的な希望であっても,インテリアコーディネータの手にかかれば,具体的な商品が選ばれ,そして調和が生み出されるのです.もちろんそれだけではありません.住む人の生活スタイルを考えて,住む人に優しい住まいを提案するというのも,インテリアコーディネータの大切な仕事です.

インテリアなんて別に自分でも選べるよ,という人が日本には多いのですが,実際,家を買ってインテリアを自分ですべて考えようとするなら,並大抵の努力では足りません.とんでもない分厚いカタログや,インテリア会社のHPをたくさん見比べても,すべて網羅するなんてことはほぼ不可能です.しかもひとつひとつの商品を考えていても意味がありません.コーディネートとは全体の調和をはかることですから,思い通りのインテリアを実現するというのは本当に大変な作業なのです.

家を設計する段階からインテリアを考えていたら,考えるべき要素はもっと増えます.インテリアと間取りや建築構造は関わり合ってくるので,家ができてしまった後では,実現不可能なこともたくさんでてきます.電気配線や壁の構造のせいで取り付けることのできない照明がでてきたり,そもそも構造体とインテリアは不可分である家具やキッチンもあり,そういうものは,家を設計する段階から建築士とインテリアコーディネーターとお客さんとの間で建設的なコミュニケーションを重ね,どこを妥協しどこを重視するかなどという議論を重ねていく必要があります.

インテリアコーディネーターとはこのような仕事なのですが,日本ではほとんどこれは実現していないのではと思います.

大手住宅メーカーには専属のインテリアコーディネーターがいますが,多くの人が想像する通り,出来上がった家にカーテンや壁紙を選ぶだけの人になっている場合が多いと感じます.マンションの場合はもっと顕著でしょう.

リフォームにおいては,まだ少し活躍の余地があります.リフォームをしたいというお客さんは,たいてい住まいに何らかの不満を持ち,それを改善したい,より住みやすい住空間にしたい,などという具体的な要望を持っているからです.壁を抜いて,空間を作り直していきながら,インテリアも同時に考えていくのが一般的なので,インテリアコーディネーターにとって,リフォームは有意義に活躍できる可能性があるわけです.

ところで,インテリアコーディネーターの話を聞いていると,インテリアを依頼するお客さんに失望することがすごく多いと聞きます.失望というか,やり場のない空しさ,といえばいいのでしょうか.例えば,カーテンの寸法だけ測ってくれと依頼して,寸法だけを(無料で)測ってもらい,別の安い店に依頼するとか,コーディネート例の提案をいくつもしてもらっていながら,結局契約はせず,その商品コードだけを持って別の安いインテリアショップで自分で買うという人が現実にいるそうです.これは,コーディネートした人への冒涜と言ってもいいのですが,これも個人の自由という言葉で許されるのでしょうか.

全く同じ商品を違う値段で売っていて,安いほうの店で買うというのは分かります.例えば,ある時計がAの店では1万円だけど,Bの店では8千円だったら,そりゃBの店で買うでしょう.しかし,それは自分でその時計を買おうと既に決断しているから別にいいのです.

インテリアコーディネーターは,インテリア商品を売る商売ではないのです.インテリアを創造する仕事です.膨大なインテリアアイテムの中から,調和を生成させる職業です.この価値を多くの人が理解していないのだろうという気がします.だから,コーディネート料というものに理解はほとんどありません.

次回は,なぜインテリアコーディネーターのような職業が日本では社会的地位を得ることができないのかについて書きます.

つづきはこちら.

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何のためのモデルハウス? :: 2008/06/15(Sun)

「ハウスメーカーのモデルハウスは,客を契約させるためのトラップです.ですから,本気で家の購入を考えておられる方は,モデルハウスに行く必要はありません.」

聞いた話ですが,こんな記事が住宅雑誌か何かに書いてあったそうです.うーん,正直ちょっとそれはひどいと思いました.まあ,当たっている面もあるかもしれませんが,そう言ってしまうと何の進歩性もないというか...

住宅メーカーが住宅展示場などにお金をかけて作っているモデルハウス.あのモデルハウスを多くの人はどんな視点で見ているのでしょう.私は,このブログでも時より書いているように,日本における様々な商品の質は諸外国に比べて低いと思っているのですが,住宅メーカーが本気で作っているモデルハウスに関しては,けっこう素晴らしいと思うこと多いです.いや,モデルハウスは売るための商品ではないですけどね...笑

モデルハウスを素晴らしいと感じるのは,広いとか,高級な素材やインテリアアイテムを使用していて豪華だからという理由では決してありません.ちゃんとコンセプトがあって,住まう人の暮らしが見える家になっている点が素晴らしいと感じます.例えば,リビングと屋外が一体となるような開放的な空間が生まれていたり,借景へのこだわりだったり,動線を含め使う人の感覚をちゃんと考えて設計がなされている間取りが存在していると思います.

確かに,モデルハウスはたいてい豪華です.その豪華さだけをとれば,確かにお金をかけなければ手に入らないかもしれません.「ふざけるな」と言いたくなるようなものも存在します.汗 しかし一方,考え抜かれたアイデアというものは,自分が家を建てるときに充分に応用できると思います.そういう新しいアイデアを発見するためにはモデルハウスは最高の場所だと思います.

日本の住宅は悲しいことに,非常に悲惨です.コピーアンドペーストのような間取りに溢れ,生活者の暮らしを真剣に考え相談に乗ってくれるメーカーは数えるほどです.しかし,気合の入ったモデルハウスを見ると,本気になればやれるんだということが逆に分かって,ちょっと安心します.

モデルハウスでアイデアを盗み,家を建てる時にわがままを言う.そして,住宅メーカーが出し惜しみしている本物のプランを引き出しましょう.見た目の美しさや豪華さにばかり気をとられた末に契約のはんこを押してしまうことだけは避けなければなりません.

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天井について想う :: 2008/05/28(Wed)

最近,天井って何だろうか,なんて考えています.また変なことを考えはじめてしまった...笑

天井のデザイン.天井が暮らしに果たす役割.天井が持つ可能性っていったい???屋内であれば,必ず天井という場所があるでしょう.どうも日本では天井という場所が軽視されているような気がするんですね.いや,相対的な話ではあります.つまり,床材や壁や,一般にインテリアと称されるものと比べて軽視されている,という感じを受けます.天井もインテリアなのですがね...一度気になりだした私は,どうも納得いかなくなってきました.どこに行っても天井を見てしまう自分がいます.

例えば,ヨーロッパあたりを旅行すると,やはり日本と違うなぁと思うのは...そう,天井です.(ちょっと強引...笑)思うに,調和がとれているんですよね.部屋や店舗のインテリアの方向性に沿って,天井もデザインされているという気がします.しかし日本の住宅や店舗は,天井だけは別って感じ.ライティングには凝っていたりしても,天井はたいていコンセプト不在で素っ気無いですね.天井はやはり検討するべき仲間に入れてもらえていないような気がします.

天井はあくまで天井,たいして見ないし触らない場所に凝っても意味ない,そういう意見もあるでしょう.しかし,外を歩いていて,空の色が青いか曇りかって人の精神に何かし影響を与えていると思います.ずっと青空を見ては歩かなくても,でも視野の周辺部には青い空が存在しているはずです.同じように,日本の住宅(いわゆる日本家屋は除きます),アパートやマンションに住む人は,延々と何の変化もない,たいていは白い天井を視野の周辺に入れていることでしょう.ちょっと寂しくはないでしょうか.こういう(天井なんて別にどうでもいいという)切捨ての感覚も,現代日本の住宅の貧しさではないかと思っています.

さて,どこに行っても天井ばかり見てしまう私.そんな私を最近唸らせてくれた天井を紹介します.




ボーイング737-400の機内(日本トランスオーシャン航空の機材)です.クール!日本の旅客機史上,最高にクールな天井だと思いました.ライティングも彫刻的な天井を美しく見せているし,荷物を収納する棚もそこに溶け込んでいます.シートのデザインや色と,天井のデザインが調和し,すっきりとしたインテリアを実現しています.




こちらは福岡天神地下街.私は博多で生まれ育ったのですが,昔は天井に興味がなかったので,見てなかったなぁ...汗 でもこんなに素敵な天井だったとは.この天井の模様は唐草文様.足元は南欧の街をモデルにした石畳.照明を極端に落としてあり薄暗いのが特徴で,この雰囲気は日本には非常に貴重な存在です.今年32歳の天神地下街が,全く古臭くなく今も個性を放ち続けるのは,ちゃんとしたコンセプトが存在して,天井を含めた全体の調和が存在しているからだと感じます.

これからも天井を見続けると思います.素敵な天井に出会ったらまた報告します.

 

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部屋の壁紙はなぜに白? :: 2008/03/11(Tue)

日本の住宅の貧しさについては,このブログでも時より書いていますが,今日は部屋の壁紙(クロス)の話しです.そう,なぜ日本の住宅の壁紙はほとんどが白なのか?? もしくは,日本人はなぜ白い壁紙を選びたがるのか?

例えば,新築の家を建てる,マンションを買う,もしくはすでに持っている家のリフォームをする,という時に,壁紙を選ぶことになるでしょう.家というある程度閉鎖された空間で,人は壁に囲まれて暮らしているわけです.嫌でも毎日目に入ってくるものが「壁」です.ですから壁紙にはもう少しこだわって,自分の好みの色やトーン,デザインのものを選んでもいいのではないかと思うわけです.実際に,分厚い壁紙のサンプル冊子を見たことがある方はお分かりかと思いますが,白以外の壁紙もたくさん載っています.何も輸入クロスなんて高価なものではなくても,壁紙には充分にバリエーションがあります.白い壁紙しか市場に存在しない,なんてことはありません.

日本においては壁紙が白であることは多少のメリットがあると思われているようですが,個人的には本当にメリットなのか疑問です.まず「壁紙が白だと部屋が広く見えるんだ」という話し.残念ながらあまりそうは感じません.部屋を広く見せるための技術はむしろ他に様々あります.次に「白が無難な色だ」という話し.無難である根拠が分かりません.白という色は,部屋に置かれている家具や電気製品の形や色を浮き立たせる色であり,むしろ無難な色ではありません.白い壁紙が一番安い傾向があるというのも事実ですが,これも説得力に欠けますね.だって,あまりに白ばかりでしょう.勝手な推測ですが,たぶん日本の住宅の全壁の95%以上は白じゃないですかね.いやもっとかもしれません.ちょっと安いだけでこんな状況になるでしょうか...

部屋の壁紙が白であることは,積極的に白が好きで,そういうインテリアにしたいというコンセプトがある場合を除いては,全くナンセンスです.むしろ害が多いので難しい色かもしれません.先ほども触れたように,白という色はそこに置く家具やテレビなど電気製品の造形や色を浮き立たせるため,何も考えずに適当な買い物ばかりをしていると,とんでもなく貧しさが強調されたインテリアになります.しかも,白は汚れや傷にも敏感ですよね.タバコを吸われる方なら,壁紙の変色も考えなければなりません.また,充分に考えられたライティングを行わないと,つまり部屋の中央にシーリングライトひとつだけなどというケースでは,部屋の中央から離れた壁は「光量不足」に陥り,なんとなく薄暗い壁が出現します.白という色は光を多く反射するので,光の量に非常に敏感なのです.つまり光量不足という状態に敏感に反応し,皮肉にも冴えないインテリアの演出に一役買ってしまいます.これは絶対的な(数値化した)明度の話ではありません.例えば初めからダークブラウンの壁なら,「薄暗い」ではなく「落ち着いた」雰囲気になるでしょう.

ところで,自分で購入する家なら,まだ選択肢はあります.市場にちゃんと様々な壁紙が溢れていますから,決断さえできれば,どんな壁紙だって買うことはできます.しかし,選べない場合というのがありますね.そう,賃貸アパートや会社の寮,公務員宿舎のような住宅です.ここには,まさに日本の住宅の貧しさが凝縮されているといっても過言ではありません.壁紙が白であることは当然ですが,間取りなどの空間設計,また断熱性などの環境性能にいたるまで,すべてに手が抜かれているのがこれらの家です.で,こういう家に住み,知らず知らずのうちに家というのはこういうものだ,と慣らされていくのだと思います.そして,いざ自分で家を買おうとするとき,壁紙は白でOKとなってしまうのではないかと思うのです.

ということで,家の壁紙を白にする必要性(必然性)は全くありません.好きなように住む人の空間に仕立てていけばいいのです.部屋の面ごとに違う壁紙を使うというのもありでしょう.

日本はすでに物質的にとても豊かですが,むしろこれからは資源の枯渇や温暖化が叫ばれる時代,物質的豊かさは後退させていかなくてはならないでしょう.しかし今の日本から物質的豊かさを取り除くと何も残らないのが現状です.無難な白の壁紙に張り替えるのではなく,好きな色とデザインの壁紙を選び,その選ぶ行為を心から楽しんで,そしてその壁紙に囲まれて長く住まう.こういう精神的豊かさに変化させていかなくてはいけないと思います.私は白い壁紙と蛍光灯の光が,日本人に目に見えないストレスを与えているように思えてなりません.

関連記事:詐欺社会の構図ー日本の住宅業界ー

 

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詐欺社会の構図(1)-日本の住宅業界- :: 2008/01/31(Thu)

自分の考えを持つ,何かを具体的にイメージするという作業は,日本人はすごく苦手ですね.しかし日本人は,自分たちのそういう部分につけこむビジネスを素晴らしく発達させてしまっています.今後こういう状況を「詐欺社会の構図」と題して記事にしていきたいと思います.

第一回の今日は,家の購入です.例えばマンションを購入しようとしたとします.まあ一般的には家が人生で一番高い買い物なので,本当に真剣に考えるべきもののはずです.マンションが欲しいと思ったら皆さんはどうされますか?まずはインターネットや新聞の折り込みチラシなどの広告を見て,「いいかも」と思う物件の情報収集でしょう.そして実際にモデルルームを見に行き,商談,そして最後に購入,とこういう順番でしょうか...だいたい多くの日本人がこんな感じ家探しをすることでしょう.

しかーし.この中にはとても大切な部分が抜け落ちているように思います.それは,情報収集を始めるその前の話し,そう,家を購入した後の「具体的な生活のイメージ」と,それに伴う具体的な設備,間取りなどに対する要望です.例えば「バスルームには窓が欲しい」とか「対面キッチンは動線が長くなり,使い勝手がよくないので嫌だ」とか「雨の日でも洗濯物を干せる場所がある家がいい(北国では冬はずっと室内ですからね)」とかそういう具合です.たいしたことではなくても,こういうひとつひとつは極めて大切な概念だと思います.

さて,もし具体的なイメージを持たずモデルルームに行くと,どうなるでしょう.そこからは「ナチュラルな詐欺」のオンパレードですよ.モデルルームは,一般に専門のインテリアコーディネータが仕上げた空間であり,かなり素敵です.実際の部屋にはそんなオプションなどついていません.しかし分かってはいても心惹かれます.とにかく漠然と好感を持ってしまいますね.次に営業の巧みな誘導.「返済プランだけでもお見積もりいたしましょう」などと言って席に座らされ,コーヒーやお菓子などが出てきて,アンケートを書かされて,がんじがらめにされていきます.こっちが初めから「見るだけ」のつもりならまだ断ることは可能ですが,少しでも購入を検討しているなら,この誘導から逃れる策はありません.ローンの返済計画の話しはかなりいい加減ですね.こっちがお金に詳しいかどうかで言葉を選んでいるのがよく分かります.そして最後の決め台詞は「迷っていたら決まらないですからね.家の購入も結局タイミングですよ~」「急がないと,すぐに決まってしまいますよ~」.

一方,家に届けられるマンションの広告の内容も悲惨なものです.以下は,私の家に最近入ったマンションの広告やビラに書かれている見出しの一部と私の感想です.笑

「モデルルーム先着10名様に1000円分の商品券プレゼント!」
  1000円の商品券で家の購入を促すようなことはやめてください.(^_^;)

「今,住まいが輝きの中心になる」
「まばゆさと心地よさの上質プライベートスタイル」
  輝きの中心?まばゆさ?上質プライベートスタイル??根拠が一切分かりません.
  言葉遊びはやめましょう.もしくは,意味と根拠を示してください.

「比べてください.この価格でこの仕様」
  仕様だけよくても意味がありません.
  しかも,そんなにお得なのかどうか全く分かりません.

「今の家賃と比べてください.自己資金なしでも月々76,401円の支払いでご購入いただけます」
  3年固定金利で一番安い2階の3LDK,
  後に高くなる可能性のある修繕費や管理費のこともちゃんと書いてください.
  詐欺ですよ.

このような宣伝文句が日本の住宅業界の貧しさを如実に物語っていると言っても過言ではありません.そして,これでうまいこと業界が回っているということは,粗品につられてモデルルームに出向き,購入につながることは現実にあるということです.しかし考えてもみてください.たくさんのお金を支払って購入するわけですよ.本当に暮らしやすい,豊かな空間にしたいともっと思うべきでしょう.そしてもっと具体的なイメージを持ち,それを実現できそうなマンションなり,住宅メーカーを探すべきです.皆がそういう姿勢を持ち始めると,メーカーももっと考えられた家作りをするようになると思います.

前にもちょっと書きましたが,市場経済において物の商品の質は消費者の質を反映しています.日本のマンションの間取りが,コピー&ペーストのように同じものばかりなのは,それで消費者がそれなりに満足しているという裏返しでもあります.おそらく日本人にとって家を買うことは,儀式です.自分の家を持ってはじめて一人前だと思っていたり,マイホームで暮らすことではなく,マイホームを手に入れること自体が目的になっているように感じます.儀式のための家購入なら,間取りなんて確かにどうだっていいわけです.しかし.ここではさらに由々しき問題を指摘しておきます.それは,メーカー側のそんな消費者を手玉にとる極めて利己的な体質です.露骨にとことんコストを下げようとしますし,中身は適当でも消費者にはばれなければオーケーだという精神を感じます.バスルームはほぼ例外なくプラスチック製の檻(私はユニットバスをこう名付けています)でしょう.壁は,大量消費することで低価格設定ができる白の壁紙が基本です.適当に間取りを作っているので,テレビを置く場所がないリビングになったり,ベッドを置くとクローゼットの扉と干渉する部屋ができたりします.未だにスケルトンインフィル*が標準になりません.日本の住宅業界は非常に寒々しい状態だと思います.

*構造体(骨組み)と内装設備などを独立に構築する工法.これにより,配管などのメンテナンスが容易になり,また大幅なリフォームにも対応できます.同一の構造体の中で,時代とともに様々な要求に合わせて住まいを再構築することが可能となるのです.欧米と違い日本の住宅寿命が極端に短いのは,この工法をとらないことも大きな要因だと言われています.

   

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収納はもういらない :: 2007/11/30(Fri)

収納は日本における悪の根源です....あ,ちょっと,通りすがりの方.「戻る」をクリックせずにちょっと読んでいってください.笑

日本の住宅で「収納」はやはり重要なキーワードです.しかしそもそも日本人にとっての「収納」とは何なのでしょうか.収納は多ければ多いほどいいと思っている方は今も多数だと思いますが,それはなぜそう思うのでしょうか.

もちろん,綺麗に整頓されて全く散らかっていない家というのは気持ちいいものです.しかし,例えば一人暮らしの男子大学生,ワンルーム住まいで,救いようのないほど足の踏み場もない状態の家も同じくらい心地よいものですよ.らくちんで.笑 私がむしろ嫌悪感を感じるのは,ホームセンターなどでとにかく安いカラーラックや棚やそんなものをどこに置くのかもよく考えずに買ってきて,そんでもって,やっぱりそれには収まり切らずに物があふれ出てしまい,本来ものを置く場所でないようなところに物が積み重ねてあったり,関連性のないものがごちゃ混ぜになって,関連性のない場所に押し込められているような家です.そして,紛れもなくそのような家に住む住人が1にも2にも「収納が足りない」「収納は大切」と言っているのです.

ちゃんと整頓されている家と,足の踏み場もない家を私が心地よいと感じるのにはちゃんと共通点があります.それはコンセプトがあるということです.限られた収納スペースでいつも整頓するには,不必要になるものは買わないだとか,少々高くてもコンパクトなものを買うとか,何かし能動的な思考があるわけです.また一方,後者の家は「結果的に」的な側面も否めないかもしれないですが,でもたぶんそこに住む人の欲求は思い通りに達成されているという点では成功しているんですね.例えば「どうせ座る場所は一カ所なんだからそれ以外の場所にすぐ使うものは置いておくんだ」という思考があるんだったら,まさにそのようになっているわけですから,一応コンセプト達成です.

しかし.たくさん収納があるのに整理できない家は,要するに住人は失敗しているわけですよ.片づけたいけど,ちゃんと計画的に考えられないので片づかない.そしてそれを収納がまだ足りないからだと思いこんでいる.これはとてもおかしなことです.なぜ片づかないのか,それを真剣に考えなくてはなりません.愛着もなくしかも絶対に使わない物なのに捨てられなかったり,計画的に買い物ができなかったり,ちゃんとカテゴリーごとに分類して整理しないから毎回押し入れから全部ものを引っ張り出す羽目になったり,などなど.

はっきり言いましょう.収納はおおむね足りています.あとは考えるか考えないかの違いです.職場の机の上の惨状は,おおむねその人の頭の中の状況だ,とは私の知人の言葉です.笑

で,車も同じで,日本の車は収納多すぎですね.小物入れとかも.日本はミニバンやワゴンが多い国ですが,まずあの広大な座席空間や荷台が有効に使われている様子はあまり見かけません.オデッセイを一人で通勤に使っている人多いでしょう?レガシーワゴンはたいていワゴンにそれほど荷物載ってないですね?そんな人に「なぜこの車なの?」と聞くと,「キャンプが好きだからねぇ」とかいう答えが返ってきますが,「キャンプにはよく行くんですか?」と聞くとたいてい「最近は忙しくてね」となります.ひどい答えは「とにかく荷物が積める車のほうがいいかと思って」というもの.で,「今までこの広大なスペースは役に立ちましたか?」と聞くと「前に一度友達の引っ越しを手伝ったよ」となります.

はい,そういう方々.そんな時はレンタカーを借りて,普段はヴィッツやマーチやフィットやデミオに乗ってください!!環境に優しくて税金安くて,もうガソリン代数円の変動に一喜一憂しなくて済みますから!!私は,「オデッセイのシルエットがすごく綺麗で好きなのよ」とか「スバルの社員にコネがあってね,激安だったのよ」とかそういう答えを期待しているんです...だってそれはちゃんと真の「理由」じゃないですか?曖昧じゃない.考えた結果ですよ.

「収納」という魅惑の世界から日本人は解き放たれなければなりません.住宅業界のみなさん.これ以上日本人の思考を停止させないよう,収納の少ない家をこれからは作ってください.笑 車ももうこれ以上「収納」のこと考えないでください.私は真剣にそう思っています.

   

テーマ:住まい - ジャンル:ライフ

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