カンボジアを旅したときに,現地の人がおやつに食べるというコオロギの素揚げを食べました.

どうですか?気持ち悪いでしょ?食べたいとは思えないですね.笑
日本のエンマコオロギより遥かに大きく,昆虫が好きな私も,食べるとなると正直ちょっと気分が萎えましたね.笑 そのときの私の正直な気持ちは「恐いもの見たさ」.つまり,どれほど変な味なのかを,気持ちが悪い思いをしてでも知りたいという好奇心です.疑うことなく絶対に美味しくはないだろうと思っていたわけです.
ところがです!勇気をふり絞って食べてみると,びっくり仰天!!!美味しいではありませんか.「美味しい!」.そう感じるのです.食感も味も四万十川で食べた川えびの素揚げのような感じ.一切のくさみがありません.それどころか,一緒に添えられたライムをひと搾りしてまたびっくり!こ・こ・これは!これは完璧に相性が合っている!!
そう,カンボジアの人は,貴重なタンパク源としてコオロギを食べているのではなく,美食として食べていたんですね.ライムをかけるんですよ!しかもガイドの方に教えてもらったのですが,このコオロギ,地面に穴を掘って暮らしているため,水を穴に入れて逃げ出てきたコオロギを子供たちが捕まえるのだとか.かなり手が込んでいます.そして極めつけの説明が...「このコオロギが美味しいんです.他のコオロギは美味しくありません」.出たぁぁ!!!これぞ結論ですよ.やはり美味しいから食べていたんですよ.なるほど美味しいわけだ.実はカンボジアでは他にもタガメやクモなんかも油で揚げて食べるそうなんですが,かなり食べてみたくなりましたね.
それでも昆虫を食べるというのは気持ち悪いと思う方は多いでしょう.生理的に,ですね.しかし.私はこの一件においても,「思い込みは悪だ」とはっきり思いました.だって美味しくないと勝手に決め付けてたわけですから...
日本人は,習慣に慣れ親しみ,冒険をしません.おしなべ保守的です.考えなくていいのが保守的な考え方だからでしょう.そしてそれを強烈にバックアップするのが客観性のない「思い込み」です.たとえどんなに自分が正論である確信があったとしても,相手の言葉を聞こうとしない日本人がいます.コオロギを決して食べません(食べろとは言いません.例えです 笑).私はこれも重大な問題だと思います.
私はコオロギを食べて,食の世界観が広がったと感じます.






