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インテリアコーディネーターという仕事 :: 2009/01/31(Sat)

インテリアコーディネーターとは,インテリアアイテムを売る職業ではありません.インテリアアイテムをただ選ぶ職業でもありません.インテリアコーディネーターは,住まいを,人の暮らしを,インテリアの観点から創造する専門職です.

インテリアコーディネーターという仕事があります.専門知識と感性,そして合理性と芸術性を高度に融合させる非常にレベルの高い専門職だと私は思っています.

インテリアコーディネーターというと,日本ではただカーテンや壁紙を選ぶ人だと思われているとよく感じますが,これは誤りです.家を買ったなら,どんな住空間にしたいか,インテリアコーディネータに伝えると,その漠然としたイメージを具現化してくれます.例えば,南仏風のインテリアにしたい,などというとても抽象的な希望であっても,インテリアコーディネータの手にかかれば,具体的な商品が選ばれ,そして調和が生み出されるのです.もちろんそれだけではありません.住む人の生活スタイルを考えて,住む人に優しい住まいを提案するというのも,インテリアコーディネータの大切な仕事です.

インテリアなんて別に自分でも選べるよ,という人が日本には多いのですが,実際,家を買ってインテリアを自分ですべて考えようとするなら,並大抵の努力では足りません.とんでもない分厚いカタログや,インテリア会社のHPをたくさん見比べても,すべて網羅するなんてことはほぼ不可能です.しかもひとつひとつの商品を考えていても意味がありません.コーディネートとは全体の調和をはかることですから,思い通りのインテリアを実現するというのは本当に大変な作業なのです.

家を設計する段階からインテリアを考えていたら,考えるべき要素はもっと増えます.インテリアと間取りや建築構造は関わり合ってくるので,家ができてしまった後では,実現不可能なこともたくさんでてきます.電気配線や壁の構造のせいで取り付けることのできない照明がでてきたり,そもそも構造体とインテリアは不可分である家具やキッチンもあり,そういうものは,家を設計する段階から建築士とインテリアコーディネーターとお客さんとの間で建設的なコミュニケーションを重ね,どこを妥協しどこを重視するかなどという議論を重ねていく必要があります.

インテリアコーディネーターとはこのような仕事なのですが,日本ではほとんどこれは実現していないのではと思います.

大手住宅メーカーには専属のインテリアコーディネーターがいますが,多くの人が想像する通り,出来上がった家にカーテンや壁紙を選ぶだけの人になっている場合が多いと感じます.マンションの場合はもっと顕著でしょう.

リフォームにおいては,まだ少し活躍の余地があります.リフォームをしたいというお客さんは,たいてい住まいに何らかの不満を持ち,それを改善したい,より住みやすい住空間にしたい,などという具体的な要望を持っているからです.壁を抜いて,空間を作り直していきながら,インテリアも同時に考えていくのが一般的なので,インテリアコーディネーターにとって,リフォームは有意義に活躍できる可能性があるわけです.

ところで,インテリアコーディネーターの話を聞いていると,インテリアを依頼するお客さんに失望することがすごく多いと聞きます.失望というか,やり場のない空しさ,といえばいいのでしょうか.例えば,カーテンの寸法だけ測ってくれと依頼して,寸法だけを(無料で)測ってもらい,別の安い店に依頼するとか,コーディネート例の提案をいくつもしてもらっていながら,結局契約はせず,その商品コードだけを持って別の安いインテリアショップで自分で買うという人が現実にいるそうです.これは,コーディネートした人への冒涜と言ってもいいのですが,これも個人の自由という言葉で許されるのでしょうか.

全く同じ商品を違う値段で売っていて,安いほうの店で買うというのは分かります.例えば,ある時計がAの店では1万円だけど,Bの店では8千円だったら,そりゃBの店で買うでしょう.しかし,それは自分でその時計を買おうと既に決断しているから別にいいのです.

インテリアコーディネーターは,インテリア商品を売る商売ではないのです.インテリアを創造する仕事です.膨大なインテリアアイテムの中から,調和を生成させる職業です.この価値を多くの人が理解していないのだろうという気がします.だから,コーディネート料というものに理解はほとんどありません.

次回は,なぜインテリアコーディネーターのような職業が日本では社会的地位を得ることができないのかについて書きます.

つづきはこちら.

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穏やかな147 :: 2009/01/27(Tue)

アルファ147が我が家にやってきて,4ヶ月.これまでの感想と,トラブルなどを書き残します.

こんなに穏やかな車だとは.

アルファロメオという車から受けていた以前のイメージ.蛇(竜)の紋章.演出のあるスポーティなエンジン.サーキットで育った車.つまり,けっこう情熱的な車だと思い込んでいました.

ところが乗ってみるとすべて裏切られた気さえしています.笑 こんなに穏やかで優しい車だったとは.

147のツインスパークエンジンの音色は,今や子守唄のようです.郊外では眠気を誘うくらいに優しい音色.クラシック音楽を聴くと眠くなる人っていると思いますが,あんな感じかな.決して悪い意味ではありません.やはりいい音で,今もすごく気に入っていますが,それは決して心を高揚させる類のものではなかったらしい.と,4ヶ月経って分かってきました.

乗り心地もとても優しいのです.車内は常にリラクゼーションタイム.うーん,この何ともいえない気の抜けた感じは,仕事帰りに自分の思考の方向性を左右してきます.例えば,プジョーで帰宅するなら,「何かいいアイデアはないかなぁ...」などと仕事の続きを思わず考えてしまいそうなのですけど,これがアルファ147だと,「今日はシャワーじゃなく,お湯にゆったり浸かろうかな...」みたいなことを考えてしまうわけです.

****

納車から4ヶ月.約2500キロ走行しました.中古車なので,全走行距離は約3万1千キロです.現時点において,147に関して気づいたこと,思ったこと,そしてトラブルシューティングなど.

・クラッチのジャダー
発進時,クラッチミートの際にジャダー(激しい振動)が出るというのは,以前書きましたが,これを回避する方法が見えてきました.まずクラッチペダルをゆっくり上げて行き,エンジンがストールしないぎりぎりの回転数で優しく繋いでいきます.とにかく優しく.そうするとジャダーは出なくなりました.テンロクとは言えギア比が非常に低いので,必要以上にアクセルペダルを踏まなくても(アイドリングの回転数付近で)クラッチミートは十分に可能です.ちなみに,このクラッチジャダーは稀にセレスピードでも起きることがあるようです.つまり人間のマニュアル操作のせいというわけでもなく,コンピュータでも駄目なときがあるということ.これはアルファ147のクラッチは,そもそもそういうものだと思うべきでしょう.個体差もあるでしょうけど.

・ENGINE OIL PRESSURE LOW
信号待ちでいきなり,ENGINE OIL PRESSURE LOWの警告が出て,エンジンが停止.しかし,症状は再現せずその後は普通に問題なく走っています.油圧が低下した!?そんなことないだろう,誤作動だろうと思っています.オイルが想像以上に減っているのではと思いチェックしましたが,許容範囲内でした.今のところ納車から2500キロ走行で,約500 mLのエンジンオイルを消費しています.春には継ぎ足しが必要です.

・シフトレバーの遊び
シフトレバーの遊びが非常に大きく,いまだに2速のつもりが4速に入れてしまうことがあります.ゆったりあせらず,確実に操作する必要があります.しかしこのシフトレバーの遊びの量も,147が持つ優しい雰囲気のひとつだと理解しています.

・ワイパーの不良
左助手席側のワイパーが突然,フロントガラスに接しなくなる(完全に浮いてしまう)というトラブルを二回経験しています.助手席側なので問題ありませんが,ちょっと厄介.とりあえずワイパーを一度立ててもう一度下ろし,しっかりガラスに密着させるように押し付けると直ります.ブレードの劣化が進んでいると思うので,新品にしたほうがいいかも.うん,これはブレードの問題だと感じています.

・鍵穴は常に凍結
ここは札幌だからというのもありますが,冬は鍵穴が凍り付いて鍵穴にキーを差し込むことさえできません.どこからか水が入るらしい.北国ではキーレスエントリーは車に乗り込むための命綱です.笑 ご注意を.

こんな感じで,何かと俊敏で応答性のいい206とは違い,常に優しく穏やかな147.互いのキャラクターは全くかぶりません.

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猫の背中に乗って :: 2009/01/25(Sun)

プジョー206と約4年間の時をともに過ごしました.現時点までの感想と,この車と付き合う上でのノウハウ等をまとめてみます.

猫の背中に乗ってみたい.でも猫の背中は広くないので乗ることはできません.ライオンの背中になら乗ることができるかな.しかしそもそも,猫という動物は単独生活を好む肉食動物.行動はきまぐれだし,マイペースを保つ生き物.下手すれば噛み付かれたり,引っ掻かれたり...相手がライオンなら命にかかわりますね.汗 ああ,馬やらくだの背中に乗るように容易に猫の背中には乗れそうもありません.でも,だからこそ憧れもする.ライオンの背中に乗って,サバンナを歩いてみたい.

どうしても猫の背中に乗ることがあきらめられない人は,プジョーに乗りましょう.少なくとも,疑似体験は待っていると思います.^^

プジョー自身,猫科の動物のイメージを持って車を作っていると公言しています.その具体的な内容は,猫のしなやかで高い運動神経と柔らかな曲線美を,デザインとエンジニアリングによって機械としての自動車の中に表現するという作業.だろうと私は解釈しています.


プジョーカレンダーのイラストより...

そういう意味で,ドイツ車の,機械として完成された機械としての自動車とは全く違ったテイストがある.これは,好きな人にはたまらないし,車に興味がない人でもプジョーに乗ると心が安らぐという人は少なくない.一方で,機械としての正確性や堅牢さを愛する人にとっては,これほど頼りない自動車はない,ともいう.(プジョーの衝突安全性能が低いというわけではありません.あくまでフィーリングの問題です.)

地面を蹴って駆ける.206に乗ると,猫の背中なんだろうなぁと改めて思う今日この頃.躍動する体,瞬発力,しなやかな身のこなし.私がイメージする猫という動物がこの車の中には確かにあると,確信する今日この頃です.

****

妄想はこの辺までにして,私なりの現時点までに見えてきた206と付き合う上でのノウハウを書き残しておきます.大きなトラブルはないので,たいして有用な情報にはならないかもしれませんが...

エンジン始動:
エンジン始動に失敗することが時々あります.かかったと思ったらすぐにストールしてしまうことが...原因は分からなかったのですが,最近,ある相関をはっきり認識しました.それは,その前に乗ったときの走り方です.渋滞や大雪などで,エンジンに負荷をかけずにトロトロと走ってしまった後に,エンジンの始動がうまくいかないという相関を感じます.最近は,意図的に回転を上昇させて運転するように心がけています.これで始動におけるトラブルはほとんどなくなりました.やはり,プラグがかぶり気味になるんだろうな...エンジンストールは,プジョー206でよく見られるトラブルのひとつのようですが,どうでしょう.優しい運転をしすぎてはいませんか?

走り方のコツ:
ということで,走り方です.基本的に,優しく接しすぎると機嫌を損ねます.まず,エンジンの暖機は必要ありません.始動後10秒くらいで走りはじめています.特にエンジンが暖まっていなくても,普通に走ってOKでしょう.それから,加速中はある程度負荷をかけるほうがエンジンのコンディションは保てると感じます.まあ,これはヨーロッパ人の車の走らせ方そのものです.加速と減速Gは日本人の運転に比べてはるかに大きく,ちょっとずつ加速するなんてことはあまりありません.とてもメリハリのある運転ということですね.このような走り方をしたとき,プジョーはとても生き生きとしています.まとめると,低速ギアで力強く加速してさっさと目的速度に達し,あとは4か5速に入れて巡航,という運転スタイルがいいかと.あと,ギアチェンジ(シフトアップ)は電光石火のごとく行う必要があります.エンジンのフリクションが大きいのか非常に吹け落ちがいいので,回転が合ったときに次のギアに入っているためには,かなり迅速にギア操作をしなくてはいけません.そうでないと,ぎくしゃくしてしまいます.ゆっくり加速するときはそのような唐突な行為は無理なのですが,力強く加速し,ある程度回転をあげてあげれば,どういうわけか自然と可能になります.それにしても強力な磁石で地面に吸いつけられるような加速感はすごく気持ちいい.これこそ206の世界観.これを味わうためにも力強く加速させたいところです.

オイル交換サイクル:
今のところ1年に1回(約8000キロ走行)行っていますが,もっと長くても全く大丈夫だと思います.使用しているオイルは,プジョー指定のTOTAL QUARTZ 7000 (10W-40)です.オイル量は減りませんが,個体差があると思うので,もし減るようでしたら継ぎ足しましょう.エンジンのコンディションはオイルには依存しないように思います.オイル交換したからといって,エンジン音が静かになるなんて感じはあまり受けません.燃費もオイル交換前後では全く変化しません.札幌市内でだいたい11 km/L,郊外のみ走行なら18 km/L,これは納車後から今まで全く変化しません.

室内清掃:
室内のダッシュボードなど樹脂部分やガラスは,必ず固く絞ったタオルで水拭きを行い,その後すぐに乾拭きを行います.カー用品店にはいろんな清掃用の使い捨てケミカルタオルが売られていますが,たぶんヨーロッパ人はそんなものは使っていません.というか,アルコールと界面活性剤が入っているようなもので拭くべきではありません!拭いた後でそれ以上に汚れますから.私の経験上,極端な汚れでもなければ,水拭きと乾拭きのコンビネーションが最強です.それから,XSのシートは埃をシート表面にたくさん蓄えるので,叩くと埃が一斉に空気中に放出されます.それはもう圧巻.弱い風のある日に,ドアすべてを開け放ち,埃が出なくなるまでシートをパンパン叩きます.すると新車時のシートの感触に戻ります.これ,知らない方がいましたら是非試してみてください.こちらもシートクリーナーのようなケミカルを使う必要性は感じません.いやむしろ避けるのがベターかと.

こんな具合で,青空駐車とは言え,今のところ206のインテリアには経年劣化をほとんど感じません.

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  1. プジョー206
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オバマ大統領就任演説 :: 2009/01/22(Thu)

バラク・オバマ氏の大統領就任演説の言葉をほんの一部抜粋,私が考えるところの日本語訳.

オバマ氏の大統領就任演説から,いくつか言葉をピックアップしました.私は東洋人だし,彼の言葉の全てに心揺さぶられることはないんだけども,それでもいい言葉だ,重い言葉だと思うところはたくさんあります.ちなみに以下の日本語は私の訳なので,報道されているものとは違います.


The stale political arguments that have consumed us for so long no longer apply. The question we ask today is not whether our government is too big or too small, but whether it works - whether it helps families find jobs at a decent wage, care they can afford, a retirement that is dignified.

「私たちが長い間夢中になっていたありきたりの議論は,これからはもはや通用しない時代です.今日私たちが問いたいことは,政府が大きすぎるか小さすぎるかではなく,ちゃんと機能しているかどうかということ.つまり,人々が仕事を見つけ,しかるべき収入を得て,ゆとりのある生活を送り,尊厳をもって引退(退職)を迎えることができる,こういう生活の実現を政府が援助できているかどうかということです.」

―――市場に対する政府の役割というのは,算数の問題のように明確な答えがあるわけではありません.様々な数学モデルの上だけで議論された,ある状態だけで理想となるような政府であっても意味がないのです.大切なことは,政府が実際に人々と関わり合いを持ち,事実支援できているかということ.人々のためにちゃんと機能しなくてはいけない.ちなみに,dignifyを「威厳」と多くの方が訳していますが,日本語の「威厳」のニュアンスはちょっと権力的(な気がする).なので,ここは「尊厳をもって」と訳しました.


To the Muslim world, we seek a new way forward, based on mutual interest and mutual respect. To those leaders around the globe who seek to sow conflict, or blame their society's ills on the West - know that your people will judge you on what you can build, not what you destroy.

「イスラム世界との間には,互いの利益と互いの敬意を基本として,共に歩む方法を私たちは探していきます.対立の種をばら蒔き,自国の社会問題を西側世界の責任に転嫁しようとする指導者の皆さん.何を壊すかはでなく何を築くことができるかという点で,あなた方の国の民はあなた方を評価するはずだということを知ってほしいのです.」

―――西側のやり方を押しつけるのは,国家間に多くのストレスをかけることになります.しかし,そこから少しだけ視線を外した,オバマ氏の今回の言葉.「人々は何かを築くことこそを望んでいるはずだ」という言葉は,なかなかに重いし,確かにそうであるだろうと思います.作為的なな破壊行為は一時的衝動でしかないだろう,そして思考し構築していくことは永続できるものでありたい.これまでの酷い状況を精算し,イスラム世界との間に新しい関係が築けることを願っています.


Those who seek to advance their aims by inducing terror and slaughtering innocents, we say to you now that our spirit is stronger and cannot be broken; you cannot outlast us, and we will defeat you.

「罪無き人々を殺し,脅迫で自己の目的を実現しようとする者に対して言います.私たちの心は強く,私たちの意志を壊すことはできません.あなた方は私たちよりも長くは続かない.そして私たちはあなた方を挫折させます.」

―――テロリズムに対して,断固とした決意を発するのはこの国では当然で,これも人々の自由と意志,安心と尊厳を守るために必要不可欠なこと.ただ,defeatをたいてい「打ち負かす」のように日本で訳しているのは,自分は好きではありません.defeatには,絶対的勝利の意味合いは本来なく,相手の野望をくじく,というようなニュアンスがあります.打ち負かすというと,また戦争でも始めそうなイメージなので,ここは「挫折させる」と訳しました.これでも全くかまわないと思うんです.「挫折させる」は相手を完全否定する言葉とは違う.テロリズムにはテロリストたちの,私たちには理解できないだけの,確かな言い分があるでしょうから...そこには,私たちにも何らかの責任が本当はあるのかもしれないでしょうから.

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090121-00000013-mai-int

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海の幸,探求の旅・・・ :: 2009/01/19(Mon)

たこまんまはとても美味.生のアサリ貝は奇味.ホヤの美味しさは,未だ解釈できず.

久しぶりに会った旧友とともに,滅多に食べない海の幸を食べに行きました.いや,北海道に住んでいれば食べられなくはない,だけど率先して食べようとしたことはなかった,と言うべきかもしれません.感想とともに書き残します.

・たこまんま
これはヤナギダコと呼ばれる蛸の卵のこと.これを三杯酢でいただきました.これはほとんど北海道でしか出回っていない食べ物だろうと思います.今回はじめて食べたのですが,うーん,なんとこれは美味.本当に美味しかったです.卵独特の濃厚でオイリーな食感と旨み.臭みは全くありません.ただ見た目がちょっと気持ち悪いだけ.でも,そんなこと言ったらイクラだって気持ち悪いはずですよ.要は見慣れているかどうかでしょう.北海道は本当に海の生物の卵をたくさん食べるのです.ウニにイクラ,数の子,ます子,カニの内子にとびっこ,ししゃも,カレイにも普通に卵が入っています.北海道の方言では,このような海の生き物の卵を「こっこ」と総称します.とまあ,数え上げたらきりがないのですが,たこまんまはその中でも最高峰かも,とさえ思います.写真が撮れなかったのでリンクを.

http://ibukuro.jp/goods/jf_srn_tako3.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%BE


・アサリ貝の刺身
アサリ貝を生で食べることができるようです.今回初めて食べました.



これは厚岸産の生食可能なアサリで,醤油とわさびで普通にいただきます.まあ,様々な貝を刺身で食べるわけですから,確かに可能なのかと思って一瞬納得したのですが...でもよく考えると,内臓もろとも生で食べる貝は牡蠣くらいじゃないかと思い直して,何だか食べる前からちょっと身構えてしまいました.正直に申しますと,これはちょっとクセがあります.ああ,アサリって生だとこんな香りなのね,と妙に納得できる独特のクセです.これは美味ではなく,自分にとっては奇味,でしょうか.ちなみに,アサリを生食にするなんて日本人は物好きだと思っていたら,実はフランスではこの仲間の二枚貝をけっこう生で食べるようです.種類も違って,海も違えば,けっこう違う味かもしれません.向こうだと,柑橘の絞り汁とオリーブオイルになるんでしょうかね.(ちなみに,一般にアサリ貝を生で食べることは危険だとされていますので,真似はしないようお願いします.)

・アカホヤの刺身
ホヤはこれまでにも食べたことはあるのですが,これ,私は「美味しい」と思うにはどうしたらいいのか,いまだに感じるポイントが掴めません.無理なものは無理なのか...でも「たまらなく美味」という日本人は確実にいるんですよね.私の友人もその一人.



さて,今回のホヤはそのまま刺身で,しかもホヤを海水にくぐらせてそのまま頂くという,まさにホヤそのままの味を知ってくださいという一品だったのですが,そのおかげでホヤの味の構造をじっくり感じることができました.やはり私の感想では「旨み」というものはほとんどなくて,「苦味」「甘味」「塩味」がばらばらのまま,ハーモニーを奏でず,あくまで別々に味覚に伝わってくる感じ.すごく不思議な食べ物です.食べた後,いつまでもこの「苦味」と「甘味」が舌に残ったような錯覚がします.特に甘みは独特で,これはホヤを特徴付ける味だと感じます.これを「美味しい」と言うのでしょうか.それとも自分は何らかの味覚レセプターが舌の上にないのか...という具合で,ホヤを知る旅は続きます.

それにしても,どれも見た目はちょっと激しいものばかりで,味がどうこうと言う前に,人によっては生理的な問題もありそうです.まあでも,見た目でとやかく言っても海の生き物たちに失礼でしょうか.普段食べている何気ない食材と何ら区別はできないはず.これは私のポリシーであり,何の分け隔ても持つべからず.

そういえば,私は前にカンボジアでコオロギの素揚げを食べて,けっこう美味しくてびっくりしたのですが( → こちら)...私はこの手の海産物よりも昆虫のほうに味覚の相性が合っているということなのかもしれません.^^;

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ツナの秘密 :: 2009/01/17(Sat)

ライトツナはツナより美味しいのか.近々検証してみようと思います.

昨夜テレビで,ツナ缶に関して熱弁を振るう志田未来さんを見て,ツナ缶ってところに私はちょっと感動しました.ツナ缶を開けてからの油の切り方で,味が大きく変わるのだと言うんですけど,確かにそうかもしれないと思います.ツナは,品質が劣化しないように油に浸っています.これが空気(酸素)に触れた瞬間からおそらく何らかの化学反応がスタートすると思うので.凄く繊細にかつ素早く,缶を開けた直後からツナの風味に変化が起こっているのかもしれませんね.

ただちょっと意外だったことに,志田さんが特に美味しいと言ったツナはライトツナの方だったんです.ライトツナ,ご存知ですか?つまり,ビンナガ(ビンチョウ)マグロではなく,カツオなどが原材料のツナ.はごろもフーズの商品名で言うなら,「シーチキン」がツナで,「シーチキンマイルド」がライトツナ,ということになると思います.美味しいとされているのは,ビンナガのほうで,値段の安い方のツナを志田さんは美味しいと言っていたんです...何でそんなことを書くのかと言うと...実は自分はライトツナがちょっと臭みがあって苦手だからです ^^; だから,私はふたつのことを思いました.一点目.志田未来流のツナ缶の油の切り方を実践し,すかさず食せば,実はライトツナは極めて美味しいのではないか,と.二点目.もしくは志田さんはたぶんツナに本当にこだわりがあって,自分が見過ごしてしまっているライトツナの風味を感知しているのかも,と...魚の臭みのようなものが,美味しさの素であることって,あるじゃないですか.例えば,イカゴロとか,魚の一夜干とか,魚醤もそうですね.臭みの元のアンモニアは,美味しさのもとのアミノ酸が分解されてできるわけで...食にこだわりたい自分としては,一度検証してみたいと思いました.

それからもう一点,この番組で志田さんが言っていたことですごく気になったこと.

「好きな食べ物は,と聞かれたら,から揚げとか答えなきゃいけないじゃないですか.でも私はツナが好きなんです!」 

すごく分かります.私もこれ,すごく感じて育ちましたし,今もなんとなくそういう空気を至る所で感じます.子供は,ハンバーグやカレーライスやから揚げが好きだと言えば,誰も文句言いません.もしこれが,「僕はイカの塩辛が好き」とか「私は菜の花のお浸しが好き」などというと,変わった子供だという雰囲気が生まれるんですよ,日本では.別に怒られはしないかもしれませんが,「イカの塩辛が好きだっていうのは,いけないことなのかなぁ??」って思わずにはいられない雰囲気を子供は感じるはずです.子供はこうでなきゃ,みたいな社会常識ができていて,そこと合致しない感性を持った子供たちは,私たちが思いもしない精神的苦痛を受けているかもしれないですよ.子供は確かに子供かもしれませんが,子供である前に一人の人間として,大人は接したいものです.

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内閣支持率に何を思う :: 2009/01/13(Tue)

内閣支持率がどんどん下がっているそうですが,この数値に何か意味があるのだろうか.定額給付金には反対派がマジョリティになってきていますが,具体的な代替案を,定額給付金よりも明らかに意義があると説明できる代替案を持っている人はどれだけいるのでしょうか.

「内閣不支持7割超、給付金に反対78%…読売世論調査」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000041-yom-pol

読売新聞社が9~11日に実施した全国世論調査(電話方式)によると、麻生内閣の支持率は昨年12月の前回調査から0・5ポイント減の20・4%、不支持率は5・6ポイント増の72・3%となった。

麻生首相と民主党の小沢代表のどちらが首相にふさわしいかとの質問でも、小沢氏が39%と前回の36%から増やしたのに対し、麻生首相は27%で29%から減らした。

首相に向けられる有権者の視線は厳しさを増しており、麻生内閣はさらに困難な政権運営を強いられることになりそうだ。

****

有効回答率も分からなければ,どれくらいの人にどのような質問形態で質問をしたのかも分からない.しかし,このニュースを普通に読めば,ほとんどの人がもう麻生内閣を支持していないというイメージを生むし,とにかく定額給付金は悪だというイメージにうつる.でも実際に,なぜそう思うのか,ちゃんと自分の意見を持っている国民はどれくらいいるだろうか?

給付金に関する回答は特に空しい.

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麻生内閣が08年度第2次補正予算案の目玉としている総額2兆円の定額給付金についても、「支給を取りやめて、雇用や社会保障など、ほかの目的に使うべきだ」との意見に賛成と答えた人は78%に達し、支給撤回に反対する意見は17%に過ぎなかった。

****

となっています.「支給を取りやめて、雇用や社会保障など、ほかの目的に使うべきだ」,これを無責任な選択肢と言わずして,何を無責任と言えばいいのでしょう.ほかにどんな選択肢があったんだろう.

私が考えるこの類の無責任は,日本にはもうそこら中にあると感じています.例えば...

合唱コンクールで,クラスで何を歌うか曲目を選んでいます.でも,誰も意見を言わないので,何を歌うかなかなか決まりません.そこで真剣に考えたあるひとりの生徒が考えた末に「ヘイジュードを歌おう.」と意見したとします.すると,周りの生徒や先生が,「それはあまり気が乗らない.それ以外の,最近流行っている歌(→雇用)や,音楽の教科書に載っている歌(→社会保障)から,もっといい歌を選びましょう」と言ってみんな反対します.じゃあ,何を歌うの?と問うたところで,やっぱり誰も具体的には意見がない(代替案はない).とにかく「ヘイジュード」は気に入らないというだけ.まあ反対の理由は探せば見つかるんだろう.「古い」とか「ビートルズは嫌いだ」とか「英語は歌えないよ」とか「難しそう」とか...中には,「あいつ,気に入らない,偉そうでむかつく」と,発言するその人自体が気に入らなくて反対する人もいそう.そしてもちろん反対している人の中には,ヘイジュードを全く知らない人が含まれていたりする.

こういうことって日本ではありそうでしょう.我ながらむちゃくちゃな例えだけど,私にはこんな状況と同じに感じる,なんだか幼稚というか,なんというか...

非難・否定合戦を繰り返すのはもう懲り懲り.もう内閣支持率の世論調査なんてやめてしまったらいいのに.もしくは,半年か1年に1回くらいにするとか.本質を反映しているか疑わしい数値に振り回されるだけで,政治家にとっても国民にとっても特にいいことは何もない気がする.私は,定額給付金は決定でいいので,その代わり給付金が最も有効に機能するための宣伝に時間を費やしたほうがこの国のためだと思う.そして次に控えている様々な審議を国会で円滑にやってもらいたい.

関連記事:定額給付金

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