日本について考えるブログ




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alfa 147,車検です :: 2009/06/30(Tue)

昨年の秋より我が家にやってきたアルファ147が車検の時期を迎えました.車にとっては5年目,2回目の車検です.参考までに書き残します.

交換部品等:
サイドブレーキワイヤ(劣化のため.保障により無償交換)
マフラーハンガーブッシュ(劣化・破損のため交換)
エンジンオイル・エレメント交換(アルファロメオ指定純正オイル・セレニア20K 10W-40)

調整等:
何か問題はありませんかと聞かれたので,時より発生する発進時のジャダーについて話してみました.一般にクラッチのジャダーと片付けられるようですが,これが発生するメカニズムは非常に複雑で,何が悪いというわけではありません.つまりクラッチが不良品だとかそういうことではないようです.エンジニアさんも情報収集とノウハウ蓄積のために積極的にこの問題に取り組んでいただきました.結局エンジンマウントとシフトリンケージの調整により,かなり軽減されましたが,しかし完全には解決していません.まあでも私はあまり気にしていません.丁寧に発進すればほとんど出ることはありません.(ただ,エアコンをつけて,5人乗せて,しかも坂道発進となるとちょっと厳しく...その時は回転を上げてつなぐしかありません.)

発進時のジャダーは,セレスピードにおいても報告されているようです.英語で「alfa romeo clutch judder」と検索してみると,たくさんのフォーラムや解説サイトが見つかりますので,世界中で普通に起こる症状のようです.つまり日本の気候や日本人の運転の癖とかではないようです.

考えても見れば,日本車であっても,ちょっとパワーを上げて強化クラッチ入れて,フライホイール軽量化なんてしたならば,まあジャダーは出やすくなるんじゃないでしょうか.レースと共に歩んできたアルファロメオの歴史を考えれば,むしろこのジャダーはその名残なのかもしれません.気にする部分じゃない,ということでしょう.実際,1600 ccだからというのもありますがクラッチ自身の容量は充分で,本当に頑丈な感触.多少乱暴なクラッチワークでも全く問題は感じません.

****

先日のニセコへは,車検後のアルファと共に走りました.低い回転域では眠気を誘うツインスパークエンジンですが,回転を上げていくとやはり本領発揮というか,野性的で荒々しい面を見せてくれます.猫がのどを鳴らすような独特の重低音と,ギーンという金属的な機械音の重なり.全く息継ぎをすることなくレッドゾーンに飛び込んでいきます.微妙なスロットル操作に呼応して生まれる機械が発するノイズさえもかっこいい.うーん,凄いエンジンだな,と改めて思います.ギヤ比が低く,実際パワーもないので,全く速くはないというのがまたいい.低いギアで楽しんでいる分には,周りの車の流れに従って走っている程度で,充分に楽しめてしまうのがいいです.

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テーマ:AlfaRomeo - ジャンル:車・バイク

  1. アルファロメオ147
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ギンヤンマではありません :: 2009/06/29(Mon)

ニセコ神仙沼に行ってきました.もちろん主な目的は...もちろんそれだけではなく,ソフトクリームを食べたり,羊蹄の名水豆腐を買って帰りました.晩御飯は美味しいお豆腐.仕事以外で札幌を出て過ごす休日は本当に久しぶりです.



昨日,オニヤンマじゃないと憤慨した私ですが,今日は「ギンヤンマ」と「ミズイロイトトンボ」「シオカラトンボ」が登場しました.涙 なぜこう自信にあふれているのかしら.連続で書きます.

日本人ってどうもトンボはすぐに見つけられるようです.特にこういう場所に来る方たちは自然が好きなんでトンボにも目が行くのかもしれませが,私は神仙沼で休憩していた30分くらいの間,まあ来る人みんな「トンボだ」「トンボよ」「トンボ飛んでるよ」とトンボを見つけてはそう言います.半数以上の人がトンボを指摘します.そして次に来る言葉は,「綺麗なトンボねぇ」とか「もう飛んでるんだね」とか「見たことないトンボねぇ」とか,そういう言葉もあるのですが,けっこうな頻度で...

「何てトンボ?」

これです.これを女性が男性に聞くケースが多い.どーも名前が気になるらしい.(私は神仙沼で人間観察をしてしまいました.)

まず今日はヤゴ.沼の中を見たら,本当にたくさんの巨大なヤゴ(トンボの幼虫)がゴロゴロいます.そして彼女らしき人が男性に聞きます.「すごい大きなヤゴ,あれなんてトンボのヤゴ?」ヤゴを目ざとく見つける女性.凄い.男性はそれを見て驚いた様子.でもすぐに,「あのでかさはギンヤンマだな.」と答えました.



うーむ,ちがいます.このヤゴはオオルリボシヤンマです.しかし惜しい.かなり似ていますので.でもここは寒すぎてギンヤンマは生息していません.

このトンボのヤゴは日本最大級の大きさです.なんか愛嬌があって,きょろきょろ辺りを見渡しながら水底を歩き回ります.もちろん餌となる小さな虫を探しているのだと思いますが,とにかく見ていて飽きさせません.そして水面のミズスマシを見つけ,水底から手足を動かしながらゆっくり上昇,アタック!...そして失敗しました.その後,落ち込んだのか水草に隠れて出てきませんでした.ヤゴに失礼ですが,私はちょっと笑ってしまいました.もっと完璧なハンターだと思っていたのですが...



こちらはおそらくオオルリボシヤンマの若齢幼虫だと思います.ちょっと自信がありません.オオルリボシヤンマは水の中で3年から5年くらいを過ごすといわれています.ここニセコのような寒冷地なら5年くらいかかるかもしれませんね.この幼虫は3年目くらいでしょうか.厳冬期は水底のどこでどうやって過ごしているんでしょう.ほとんど仮死状態・冬眠状態なのかもしれません.

それから,水色の小さなトンボも飛んでいました.こちらは年配の女性が「綺麗なイトトンボ!なんというイトトンボ?」と聞いて,旦那さんらしき人は「なんだべ...ミズイロイトトンボ...かな.」と答えていたのですが,これはルリイトトンボの間違いです.ちなみにミズイロイトトンボという名前のトンボはいません.方言もないと思うのですが.

最後に.シオカラトンボと間違われたのは,カオジロトンボです.



黒い体に白い顔,羽の付け根に赤い色をまといます.(この写真は昨年のものです.)

多くの人がトンボに気付いてトンボの話題になるというのは私はとても嬉しいのですが,でもこの際,名前なんてどうでもいいじゃないの,って思います.名前を知ったことでは何一つ知ったことにはならない.名前はいいので,その代わりにその姿をじっくりと見てほしいと思います.一方,もし名前を知りたいなら,手ごろな大きさの図鑑を持ち歩く必要があります.それくらいトンボはたくさんの種類が普通に私たちの周りにいます.

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オニヤンマではありません :: 2009/06/28(Sun)

名前で呼ぶのなら,名を呼ぶ対象をちゃんと理解すべきです.オニヤンマというのなら,本当にオニヤンマかどうかを知っているべきだと思います.言葉を発する者にそういう責任はないのでしょうか.

黄色と黒の縞模様(斑模様)というのは,トンボの世界では基本のカラーコーディネート.というか,昆虫には黄色と黒の組み合わせは多いようで,なぜなのでしょう.蜂や蜘蛛にも派手な方たちがいますね.

オニヤンマというのは,日本での知名度は高い方でしょう.名前を聞いたこともないという人は少ないかもしれません.オニヤンマは黄色と黒の縞模様の巨大なトンボ.お盆の頃には田舎のあちこちで悠然と飛び交う姿を見かけます.

私はトンボ好きなので,ときどき池や沼や川に遊びに行きます.休日ともなれば子供たちや家族連れが虫網を持ってぞろぞろとやってきて,虫捕りに興じています.そして大きなトンボを見てはこう叫ぶのです.

「あ!オニヤンマよ!!」

「違います.それはオニヤンマではありません.」と心の中でつぶやくのは私です.

これ,親のほうが多いと思います.親が子供に向かって言うのです.大きなトンボは皆オニヤンマだと思っている人がいる.なぜなのでしょう??私は昔からこれに解せません.なぜ大きなトンボを見たらオニヤンマになってしまうのか?

そういう意味では,昆虫,特に私たちの身近にいる虫はこうやって間違って呼ばれていることがあります.例えばセミ.「ミンミンゼミがウルサイのよぉ~」と言う人がいますが,「違います.それはアブラゼミです.」とまた私は心の中でつぶやかなくてはいけません.「ほら見て,キアゲハよ.」という人に対して,「違います.それはただのアゲハチョウです.」と心の中でため息をつきます.

「トンボ」とか「セミ」という言葉はいいじゃないですか.でもオニヤンマと言えばそれは曖昧ではなくオニヤンマなのですし,ミンミンゼミはミンミンゼミでしょう.なぜ昆虫たちのことを何も知らずにこんなに自信たっぷりに固有の名前を使えるのだろうか.しかも間違っています.そして子供にそうやって教える親がいるのですよ.

私は何も,じゃあトンボの名前を全部知っていなくてはいけないとか,もちろんそんなこと思いません.当たり前です.オニヤンマとギンヤンマの違いなんて知っていても何の得もないし,別にどーでもいいことです.ですから,オニヤンマはどんなトンボなのかちゃんと知らなくて,「大きなトンボね.」で終わりでいいんですよ.違いますか?子供が興味があれば自分で調べることでしょうし,図鑑でも子供と一緒に買いにいけばいいのです.もし「オニヤンマ」という具体的な種の名前を言うのなら,それはちゃんと知っていなくては無責任すぎますし,ただの知ったかぶりなんですよ.そう,日本人は知ったかぶりが多いと思います.ま,でもあまり誰かに自慢しているのではなく,ただ本当に根拠がないのにオニヤンマと信じていたりするんです.だからとても空しい.きっとあのオニヤンマの何にも動じないかのような悠然としたかっこよさなど知らずにオニヤンマと言っているのですから.

****




今日,オニヤンマと間違われたのはこちらのトンボ.眼が極めて鮮やかな緑色をしていて,遠くからでも魅せられます.こちらはオニヤンマではなくコヤマトンボ(エゾコヤマトンボ)という名です.このトンボは確かにオニヤンマに似ていますが,オニヤンマよりはるかに小さく,しかも初夏のオニヤンマがまだ現れない時期にひっそり現れます.



こちらも北海道では初夏に登場するトンボ.けっこう珍しい種で,サラサヤンマという名前です.体の模様が更紗模様に似ていることからこの名をもらっています.札幌ではこんなトンボに出会えます.



こちらも同様に初夏のトンボ.こちらはホンサナエといいます.体がちょっと太めですが,しかし飛翔能力に長けていて,自由自在に川の上を飛び回ります.

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立派でお得になったプリウス :: 2009/06/27(Sat)

新型プリウスは少しだけ大きくなり,立派に見え,価格も抑えられていて,燃費がよく,減税を受けられます.中型クラス以上の車からの乗り換えでは,とてもお買い得な車になっています.

「プリウスが抱えるジレンマ」からの続きです.

受注台数が18万台を超えたという新型プリウス.月販売目標が約1万台の車だそうですから,最初の1ヶ月で18倍ということになります.普通どんなにヒットした車であっても,デビュー当初の受注台数は数万台程度ですから,これは驚きです.

3代目プリウスがこれだけ売れているのは,少しでも環境負荷を軽減しようという動機だとは私は思いません.もしそうであるなら,なぜ今のこの3代目プリウスだけが突如として爆発的に売れたのでしょうか.確かに3代目のカタログ上の燃費値は過去最高で,38 km/Lは驚愕の値ではありますが,しかし2代目であっても35 km/Lと既に他を圧倒していました.しかも初代でそれなりの信頼を獲得したのだから,もっと売れてもよかった.しかし2代目はそこまで爆発的なヒット作とはなりませんでした.

では,ここにきて急に日本人が環境問題を意識して,率先して環境に優しい選択を見つけては消費活動をするようになったのでしょうか...私はそうでもないと思うのです.もしそうなら,他の分野にももっとそういう意識が表れてくると思うのですが,あまりそうは感じません.

実は,私の周辺にもプリウスの購入を検討している人が現在二人います.そしてこれらの方々に共通することがあります.それは何かというと,実は現在もっと大きな車格である2.5Lクラスの車に乗っている人だということなんです.つまり,排気量を下げて,車格を落としてまでもプリウスへの乗り換えを検討しているということですね.

この3代目プリウスが所属するミディアムクラスの4ドアファミリーカー,つまり排気量2Lあたりのセダンですが,もともとそれほど大きな市場ではないと思います.このクラス,トヨタ内ならプレミオ,日産ならシルフィなどがライバルになってくるのでしょうけど,これらの車はいずれも現代ではバカ売れするような車ではありません.たくさん売れるのは,もっと小型のカローラやヴィッツ,もしくはもっと格上のマークXやクラウンのほうです.ですから,プリウス購入者はこれくらいの大きさの車が好きで乗り継いでいる人じゃなく,それ以外の場所からやってきていると思います.私の周囲の,ひとクラス上の車から乗り換えようとしている人は,まさにそういう例ではないかと感じます.

私は,プリウスへの買い替え客は中型車や大型車,一時期売れまくったミニバンのような車からが多いだろうと予測しています.初代と二代目までは,実際のサイズもそうですが,車の雰囲気もカローラの方に近かった.しかし今回はカローラよりも大きいし,デザインが力強いため立派に見えます.実際に3ナンバーで排気量は1.8 Lに上げられています.そして車内の静寂姓も先代に比べて大きく向上しているといいます.ですから,上のクラスの車に乗っていた人であっても,乗り換えを決断できるだけの成り立ちを今回のプリウスからは感じられるのではないでしょうか.

そして何より,大きな車から乗り換える際の経済的メリットはきわめて大きいでしょう.新しい技術が詰まった車だからといって割高感は全くありません.普通に2リッタークラスの車を買う値段か,場合によっては安いくらいです.しかも政府の減税政策の恩恵にもしっかりと与れ,実際に走行して燃費もすこぶるいいでしょうから,家計に優しいこと間違いなしです.特に昨年のガソリン価格の急激な高騰を経験し,また不景気真っ只中の日本人にとって,この車は家計を助けてくれる救世主に違いありません.私はエコブームだからというよりは,今回のプリウスは本当に「お得」なんだと思うのです.ですから売れ続けている.少なくとも,エコロジーではなく,たぶんエコノミーだから売れているんだろうなぁ,と感じます.

ところで,プリウスは開発コストを考えれば相当に薄利でしょう.この車が売れまくるほどに,利益率の大きな大型の車種が売れなくなっているはず.トヨタとしては,プリウスがそれなりに売れて,Ecoのブランドイメージのさらなる定着を試みたと思いますが,この売れ方はきっと予想以上だったんじゃないだろうか.むしろ読み違えたと思っているかもしれません.私なら,あと10万円高く設定していてもよかったと思ってしまいそう...

余談ですが,上級車から乗り換えを検討している知人,プリウスを買いたいと言ったらディーラーの人に嫌な顔されたらしいです.笑 

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使い捨てる文化 :: 2009/06/20(Sat)

日本には,耐久性のあるいいものを長く使うよりも,安いものを買って使い捨てていく文化が根付いていると思います.しかし,それは現代だから,「捨てている」わけですが,過去にはきっと自然に還っていく意味の行為だったでしょう.

環境問題が社会的に大きく取り上げられ,エコロジーが叫ばれる時代ではありますが,日本人がどれほど真剣に自然環境のことを考えて消費行動をしているのか,私は疑問に思っています.

日本では,すぐに使い捨てられるような安いものは人気が高いです.このブログでも百円ショップの話題は時より取り上げていますが,エコがこれだけ叫ばれていても百円ショップは衰退しません.百円ショップの商品が駄目と言いたいわけではなく,とにかく安い物を買いたがる消費者側の意識の問題でしょうか.「どうせ百円だし」のように理由をつけては,捨てたり失くしたりしてもいいもの,捨てたり失くしたりしても問題にならないもの,として百円ショップの商品が存在してしまう気がするのです.

多くの日本人は,いいものを長く使うという価値観よりも,飽きたり壊れたら捨てる,というのが好き.だから,そのためにはなるべく安いお得なものを選ぼうとするのだと感じます.

日本人はまた,多くのゴミを出します.様々な商品は厳重にビニール等で包装されており,ほとんどのものはゴミになります.紙の外箱を開け,中のプラスチックのトレーの上に,さらに個別包装のクッキーが入っていたりするのです.ニンジンやピーマンなんかも,スーパーで買えば,ビニール袋に包まれています.包む文化が日本にあるのは分かりますが,それはもっと個人的に心を込めるような場面だけでいいのではないかと思ったりしします.

別の側面から考えると,日本人は一般的に清潔好きで,そのために多くの資源を使っているようにも考えられます.上記の包装素材だけでなく,抗菌剤とか洗剤の消費量も多いし,たくさんの浄水を使っています.またそういうものを売って利益を上げている会社は,もっと多くそういうものを消費者に使わせようとする企業努力もあるでしょう.

使いすてる.まっさらな汚れていないものが好き.これはひとつの思想風土に根ざした日本の文化なのでしょうか.

伊勢神宮には式年遷宮という行事があります.神宮正殿を中心に,そのほか諸々の建設物を20年ごとに取り壊し新しく建て替えます.つまり延々と資源を使い捨てているのですが,工業製品とは違って規模は非常に小さいし,電気や石油を使うわけでもなく,むしろ廃材は自然に還っていくと捉えてもいいので,問題は全くありません.ただ,実際に行われていることは,極めて日本的であると感じます.長く持つような耐久性のあるものこそが神様の住まいにふさわしい,という価値観ではなく,あの伊勢神宮でさえ,頻繁に建て替えるという事実です.20年でまっさらにして,新しいフレッシュな木材で建て直すわけです.こうして式年遷宮は1300年続いています.「変遷」の感覚が日本人の精神の中に深く根付いていると感じます.

工業製品があふれる現代においては,もはや資源は身近な場所にあるものではなく,貨幣を介して世界中から材料が集められ,石油の力を用いて製造されています.状況は過去とは全く違うのですが,使い捨てる文化は健在です.それらはもはや自然に還る素材ではない場合が多いのに,なぜか日本人はそのことには気付いていません.現代では,使いすてることに何らかの思想的意味づけは成されていないでしょうから,せいぜい生活が便利に豊かになるために多くのモノを買って,おそらくは壊れたり失くしたり飽きたりして捨てていくのでしょう,そのたびにお金が必要なのですから,安くてお得なものが大好きなのは当然でしょうか.「安物買いの銭失い」という言葉があっても,あまり戒めにはなっていないような...

****

前に書いた新型プリウス.私はこの三代目プリウスは実にお得な車だと感じます.やはり爆発的に売れている理由は,人々の環境への関心とその実践意識が高まったからではなく,とてもエコノミーか,もしくはエコノミーである可能性を秘めていると感じるからではないかと思います.

関連記事:伊勢神宮の美しさ
    :プリウスが抱えるジレンマ
    :贅沢が好きです

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オカモノアラガイ :: 2009/06/15(Mon)

オカモノアラガイ.美しいプロポーションを持つカタツムリ.

オカモノアラガイ.私がときより散歩する公園にたくさん住んでいます.



こちらは,眠くて仕方がない状態だと推測されます.




こちらは元気に散歩中,だと思います.


「モノアラガイ」というと,淡水中に住む小型の貝類ですが,このオカモノアラガイは,オカ,つまり丘に住むということで,平たく言えば,要するにカタツムリで陸生です.しかし,水辺に近い場所が好みで,あまり乾燥した場所にはいないように思います.表情が豊かなのは,まさに腹足類の特徴.とても機械的な昆虫とは対照的です.

ところで,このオカモノアラガイ,すごく美しい姿だと思います.美しいの意味は,なんというか均整がとれたプロポーションというか...貝の巻く間隔,巻きの向き,巻き方,そして体の長さや曲線の具合が美しいのです.車で例えるなら,1BOXやセダンというよりは,クーペといった感じでしょうか.

黄金比が多くの場所に隠れている気がします.どこに隠れているだろうか,と探していると,たくさんみつかりそう.

黄金比についての詳しいページを見つけました.素晴らしく丁寧に説明されています.貝も登場します.
http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/museum/golden/page62.html

そういえば,昨年デビューのトヨタのコンパクトカーiQ.この車は黄金比を意識してデザインされていると聞いた気が...それほど美しく見えないのはなぜなのでしょうか.でも安定感のある姿であるとは感じます...
http://toyota.jp/iq/exterior/bodycolor/index.html

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羽を立てて止まるサナエトンボ :: 2009/06/14(Sun)

モイワサナエは,羽(翅)を体の上部に立てて止まることがあります.カワトンボやイトトンボのように...

札幌は「モイワサナエ」という初夏を代表するトンボの季節です.郊外に行けばどこにでもいる普通種ですが,このトンボを見かけると,いよいよ短い夏の到来を感じます.


↑何匹いるでしょう.(正解は一番下.)

ところで,このトンボは羽を立てて止まる個体がいます.これは常識的にはありえないのです.

普通は...



このように羽を開いていますが,時より,



のように翅を閉じたモイワサナエを見かけます.一度飛んで,また静止すると...やはり羽は立っています.カワトンボのように.

トンボには大きく分けて,均翅亜目(Zygoptera)と不均翅亜目(Anisoptera)に形態上分類されます.前者は前翅と後翅の形状が同様で,羽を立てて止まる種.イトトンボやカワトンボ,ハグロトンボなどです.一方後者は前翅と後翅の形状が異なり,著しく飛翔能力を向上させた種で,シオカラトンボやアカトンボ,ヤンマやサナエトンボなどもこちらに分類されます.これらの種は,翅を重ね合わせて立てることができません.

しかし,私は上の写真のように,モイワサナエが翅を立てて止まるところを時より見かけます.

私の推測では,おそらく羽化してそれほど日数を経ていない個体なのだろうと感じます.しかし,決して羽化直後という感じでもなさそうです.普通図鑑では,羽化後,翅が伸びきって,羽が開いてから飛び立つと書いてありますが,おそらくこの種は,翅を立てる筋肉がまだ機能しているうちに飛び立てるのでしょう.時間が経つにしたがってこの筋肉は退化するんじゃないだろうか...

とにかく,図鑑などのに記載してあることを鵜呑みにしないこと.見て,感じて,考える.そうすると発見はいつでも近くにあります.日本の図鑑とか,子供向けの昆虫の本なんかは,いつも「型」にはまった説明の仕方が多いのですよ.例外はないという上から目線的な記述が私は嫌いなのです.

正解:7匹

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