日本について考えるブログ




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チキン・カチャトーラとブルゴーニュワイン :: 2010/05/30(Sun)

久しぶりに,チキン・カチャトーラを作った.これも前に書いたアクアパッツア同様イタリアの家庭料理で,カチャトーラは「猟師風」の意味.チキンとキノコ,玉ねぎなどをトマトで煮ていく.だけ....とても素早い調理が可能.しかしこの料理も非常に美味しくて,一度その美味しさを知ってしまったら最後,また作りたくなる.今回はキノコ類がなかったので,代わりにヒヨコマメを入れてみた.あと,黒オリーブも...


材料(4人分くらい):
・鶏肉(今回はヘルシーに胸肉)・・・・2枚
・玉ねぎ・・・1個
・ニンニク・・・1片
・ヒヨコマメ・・・適当な量
・トマト缶詰・・・1缶
・黒オリーブの実・・・適量
・オリーブオイル
・塩・・・・適量
・白ワイン・・・100 ccくらい
・乾燥ローズマリー・・・適量

レシピ
・ニンニクは芯をとってみじん切り.玉ねぎは今回は普通にスライス.
・鶏肉を適当な大きさに切る.
・フライパンにオイルを敷き,ニンニクを入れて軽く炒めて香りを出す.
・そこに鶏肉を入れ,強火で表面をざっと焼く.
・玉ねぎを入れて引き続き炒める.
・白ワインを加える.軽く馴染ませてから,ヒヨコマメ,黒オリーブ,そしてトマト缶(中身)を投入.
・ローズマリーを入れて,蓋をしてしばらく煮込む.10分くらい.
・塩を入れて味を調えてできあがり.
以上.




今回は塩茹でアスパラガスを添えた.北海道は今が旬.スーパーには味が濃くて美味しいアスパラガスがたくさん.毎日でも食べたい.

****

さて,今回登場のワインは今まで書いてきたテーブルワインとはちょっと違い,少しだけ高級なワインです.




シャンボール・ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ(1998年)
(生産者:ジャン・フィリップ・マルシャン)


村名ワインとは言え,久しぶりのブルゴーニュに身構える自分.

抜栓...グラスに注ぐ...特に何も起こらない.いきなりお花畑ということは,ありません.

色はレンガ色.

口に含む....うっひょー,これは酸っぱい.素晴らしく酸っぱい.

多分,ワインに全く興味ない人が飲んだら,こんなもの飲ませるなと怒るかもしれない,そんな酸っぱさ.これは日本で一般に「ワイン」と認知されているものとは明らかに違う.

しかしこの酸味はグラスに注いでからどんどんと落ち着いていき,ある時からこのワインに対する感想ががらりと変わり始める.止まっていた時計の針が突然動き出す.時が動き出し,変化が始まる.際立っていた酸味は一歩だけ後退し,美味しさのただのしかし重要な一要素へと変貌する.密度のある分厚い果実味が前面に出てきて,それらの成分が口の中のありとあらゆる味覚レセプターに結合する.アフィニティがやたらと高い.だから薄いようで濃い.口に含むたびに脳が情報の洪水にやられる.そんなことを考えていたら,いつの間にか食卓に花の香りが漂う.グラスから立ち上る芳香...重々しさが全くないとても軽やかで優美な,まさにシャンボール・ミュジニー(なのかな?).翌日何度かフラッシュバックして,唾が出そうになった.

一般的な話だが,このようなワインの変化,ワインが変化しているのか自分が変化しているのか正確には分からない.少なくとも,二杯目をグラスに注ぐと酸味が戻るように思うので,やはりグラスに注ぎ空気に触れることで変化しているのは間違いないのだが,しかし自分も最初の一口で味覚システムが少々麻痺してしまい,多少鈍感になることで美味しさが増強して感じられるようになっている,そんな側面もあるような気がする.まあ,あまり科学的なことを考えても空しい限りだが.

ブルゴーニュワインは一般に神経質なワインとされていて,安定しないし,酸味も強く,飲み頃をはずすこともある.美味しいワインを飲みたい人は,こういうのは残念なことで,そういう人は例えばボルドーやカリフォルニアに素晴らしさを見出す.一方,ブルゴーニュワインを愛してしまった人は,もうブルゴーニュ無しには生きることあたはずと言う.まさに骨抜きにされるわけだ.恍惚,という言葉が似合うワインだとワイン通は言う.僕はそこまでのブルゴーニュにはまだ出会ったことがないので,まだ魔法にはかかってないはずだ...でも,何か仕掛けられているかもしれないから,充分に気をつけよう.笑

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テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ

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普天間飛行場移設問題 :: 2010/05/26(Wed)

米軍普天間飛行場移設問題でごたごた続きの政府...県外移設は厳しい状況だろうか.

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100522-00000084-jij-pol


今日もこんなニュースがあった.

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100526-00000905-yom-pol

****

おそらく,ある信条に基づいてのみ政治を行うことは相当に難しいのだろう.鳩山さんも総理大臣という立場になってそれを痛感しているだろうという気がする.もしくは,政権が変わっても,物事を冷静かつ客観的に捉えて,様々なかけひきや誘惑や政治力学に左右されない「意見」を持つことは,日本の政治はまだできていないということである(まあ,ある意味それが政治かもしれないが...苦笑).それに,一人芝居になっても意味がない.協力者が必要なのだ.それは周囲の人間や有識者もそうだが,やはり国民の世論だ.この問題,国民がどう思っているのか見えない.遠い南の島の話だからである.

沖縄の方にだけ負担をかける現在の基地のあり方はやはり問題があり,県外移設というのは間違いなくひとつのソリューションだった.沖縄は太平洋戦争の終盤,大変な地上戦を経験し,本当に破壊されつくした.多くの人が手榴弾を使って集団自決されたりと,本当に悲惨な歴史を刻んだ.しかし,戦争が終わってようやく平和が訪れるのかと思いきや,今度はアメリカに広大な土地を所有され,騒音やそのほかいろいろな問題に翻弄され続けている.この状況をこのままでいいと思うことはやはりできない.

しかし,僕はそもそも,日米間の安全保障のあり方についてもう一度はじめから議論する必要もあると思う.日本に基地が本当に必要なのか,その意義はいったいどれほどあるのか,そこから議論しなおさなければならないのではないだろうか.5月決着どころか,これから何年もかけてアメリカと日本の間で,互いの目をしっかり見て論じなければいけない問題だろうと思う.

僕は,日米安全保障もしくはそれに類するものは現代には必要ないと思っている.そういう時代ではなくなったと思うからだ.日米安全保障もなく,なおかつ軍隊も持たず,戦争も放棄する.これが僕が希望する日本のあり方だ.火のないところに煙は立たない,と思っている.いや,思いたい.

こう言うと,中国や北朝鮮が攻めてきた時にどうするんだ,自分の身を自分で守らなければいけない,そのためには安全保障がなくなれば軍隊を持たなくてはいけない,と,こういう意見の人々が必ずいる...本当にそんなことあるだろうか? 資源も無ければ土地も狭くて山がちな島国.それが日本だ.そんな場所にわざわざ攻め込んだり爆弾打ち込むメリットなど全く無い.むしろ相手にとってリスクだけだ.

現代は個人の人命は重んじられる.個人の人命が重んじられるほどに,戦争などという行為は愚行意外の何者でもないと,かなりの人は認識する.だから,第二次大戦までのような「戦争」は起こりずらずらくなってきている.極度の恨みや対立,そして宗教的理由を抜きにして戦争しようとは思わない.

そういう意味で,米軍の基地がこの東アジアの地にあるというのは,冷戦も終結した現代においては,やはりアメリカの文法でしかない.アメリカにとって,この地に基地があるのは何かと都合がいいし,安心であり,これまでと同じようにこれからも是非続けたいのだ.

でだ.その文法も一理あると思い,アメリカの思想を尊重して土地を提供し,もしくは東アジアの安全保障に対してこれが日本の役割だと認識するのか,それともあくまで日本国内に米軍基地を置くことを拒否するかは,私たち日本人が決めることである.で,決めた上で,腹を割って話し合わなければならない.そのためにはしっかりとした思考の過程,そして論理がもちろん必要だ.もしそれを持ちうるなら,アメリカという国は必ずや人の話を真摯に聞く.僕はアメリカというのはそういう国だと思っている.そこからようやくまともな「議論」が始まるのである.一方,何かしの論がなく場当たり的ならば馬鹿にされるし,相手にされないし,都合のいいように扱われる.

とにかく日本人には苦手なことなのだが,そろそろじっくりと考えるべき時期が来ていると思う.

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結婚しない理由!? :: 2010/05/25(Tue)

若い世代の結婚しない理由に関する考察.


****

20、30代の結婚しない理由は、男性は経済的理由が目立つのに対し、女性は生活スタイルが変わるのを嫌う傾向にある。

(中略)

 昨年のインターネット調査をもとに、結婚しない理由を分析した。男女とも1位は「適当な相手にめぐり合わない」だが、2位は男性の20代、30代がそれぞれ「結婚資金が足りない」「結婚後の生活資金が足りない」だったのに対し、女性の20代、30代は、いずれも「自由や気楽さを失いたくない」。経済面を心配する男性と、生活スタイルを重視する女性の違いがくっきりと表れた。

(後略)

(詳細は以下のリンクから.)
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2010052500930.html
http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY201005250093.html

****

例によって,調査の詳細が分からない記事だが,それにしても二位の違いは興味深い.

男性の「結婚資金が足りない」「結婚後の生活資金が足りない」というのは,社会常識的な理由だろうか.やはり男性は働かなくてはならないし,経済力を持って結婚に望まなくては妻子を養えない,というような感覚は今でもしっかりとあるのだろうと思う.社会もしくは結婚相手から求められていると感じるのかもしれない.これは「結婚しない理由」というより,条件に達していないので「したくてもできない理由」!?

一方,女性の「自由や気楽さを失いたくない」というのはとてもよく分かる.日本人男性と結婚したら,一般的には食事の準備や家事全般は女性の仕事になるし,お金の収支を管理するのも妻の仕事になる場合が多い.それだけではない.友人と楽しくショッピングや食事に行ったりする,そういう交友関係も薄れて行くものだ.結婚後のこういう生活は「自由」「気楽さ」という言葉とは相容れないように感じる.また,仕事をしている女性なら,自分で稼いだお金を自由に使い生活を楽しむ日々の方が,結婚生活よりも有意義ですばらしいと感じてしまうことは,充分にありえる.

男性は「まだ足りていない」から結婚できない.女性は「これから失いそう」だから結婚しない.どうも微妙な状況だ.

このタイプの男女の問題が解決される想像上の社会はどのようなものだろう...

男性が経済力を気にするのなら,経済力が男性に集中しないような社会になればいい.それは女性がもっと働きやすい環境になり,賃金がもっと上がり,そして夫と同じくらいの稼ぎを家庭に持ってこれるような状況が多く生まれることだ.これで現状男性にかかり続けている経済的プレッシャー(「俺が家族を養わなくてはいけない」というプレッシャー)はかなり減るだろう.ただし,女性がそれだけ働くとなると,男性も家事を覚えないといけない.育児にもしっかりと参加しないといけない,文京区長さんのように...しかしそうすることで,女性の自由や気楽さは維持されるかもしれないから,これは悪くない.

・・・本当にそうかな?

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十勝千年の森 :: 2010/05/23(Sun)

僕は北海道に移り住んで,もうかれこれ15年ほどになる.15年の間に北海道内いろんな場所を訪れた.

そんな自分がもし「北海道で一番おすすめの場所はどこですか?」と聞かれたら...今なら十勝平野と答えるだろう.





十勝を訪れると本当に癒される.そしてすごく元気になる.巷では「パワースポット」なんて言葉があるようだが,まさに僕にとってのパワースポットは十勝平野である.

2年ぶりに「十勝千年の森」を訪れた.前に訪れた時はまだ整備中だったのだが,今回はもうほとんど完成していた.

http://www.tmf.jp/index.shtml

この「十勝千年の森」は,十勝毎日新聞社のグループ企業である,有限会社ランランファームが運営している.「千年先の人類にかけがえのない遺産を残す」というコンセプトのもと,約200ヘクタールの広大な敷地に在来樹種の植林による森の復元を行いつつ,森には現代アートを点在させ,レストランやウェディング,庭園(ガーデン)の創作,日本初のセグウェイツアーなど,ユニークな活動を行っている.運営サイドはこの森のことを「環境リゾート」という言葉で説明しており,また「本当の豊かさとは何かを改めて問いかける場所」と発信されている.僕はあまりこういう言葉ばかりを聞かされると,なんだか嘘っぽいというか,または説教臭くも感じてしまう.残念なことだが,そういうものが現代には多すぎるからである.しかしこの森を訪れると,本当に千年先の人々のために何か残そうとしているんだ,と思える.思える空気がある.だから僕は本当にこの場所が好きだ.





本当に美しい場所なのだ.恐らくは,洗練された美的感性のある方々が多くこのリゾート創設に携わっているだろうと推測する.例えば,ちょっとした柵や看板でさえも,風景を壊さないような配慮があるように思える.これは現代日本にはありそうでなかなかない.




「十勝千年の森」の中にある蕎麦屋「ほおの木」.素敵な佇まい.




今回は十勝名物豚丼とごぼう天蕎麦をいただいた.蕎麦とごぼうがとても美味しい.


****

手付かずの大自然もいいが,人と自然が関わりあって化学反応を起こすような場所には,そこにしかない新しいものが生まれるのだと思う.そして人の知恵や知識,そして創意工夫のもとに生まれるものが,人間以外の「自然」というものの中に調和する.それは本当に美しい,と僕は感じる.これはいわゆる日本の「里山」という環境に通じるのだが,しかし十勝千年の森はいわゆる日本の農村にあるような里山ではない.もっと戦略的に,そしてある種のビジネスとして,そういうことを今一度考えた,そういう場所なのだ.それが逆に新鮮でいい.


十勝千年の森に限ったことではない.十勝平野は人の営みと自然との調和が溢れていると感じる.それがパワースポットと僕が感じる理由だろうと思っている.十勝では人は人として活動するために適度に自然を制している.それはあの広大な平野を幾何学的に整備し,広大に営まれる小豆畑やじゃがいも畑のことだ.だが,この場所では自然はとても優しく,人々の味方のように感じてしまう.溢れる太陽が作物を育て,時よりやってくる低気圧がたっぷりと雨をもたらす.太平洋で生まれ忍び込んでくる海霧も,十勝平野を覆い続けることはできない.冬には,豪雪をもたらす雪雲を日高山脈が退けてくれる.もちろん,霧も雪も「自然」なのだが,人が生活を営むには過酷な自然であり,そういうものは十勝には流れ込まない.つまりこの地には無意味な戦いがないのだ.この場所では人も含めて物事がうまく回っているように感じてしまう.僕は十勝で農業を営んでいる人間じゃないので,本当の現実はよく知らないだろう.でも僕にとって十勝とはそう感じてしまう場所.本当に美しくて,心が安らかになる場所なのだ.

関連記事:伊勢神宮
    :モエレ沼公園

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ラタトゥイユ :: 2010/05/15(Sat)

ラタトゥイユは,南仏プロヴァンス地方の煮込み料理である.用いる材料は基本的に野菜のみ.茄子,ズッキーニ,玉ねぎ,色とりどりのパプリカなどを,トマト共に煮込んでいく.ベーコンや肉類,そして煮込むときにワインを使う方法もあるが,今回紹介するレシピはこれらを使わず,野菜のみの美味しさを純粋に楽しむ料理に仕上げる.

この料理は30分程度で完成する.煮込み料理とは言え,肉ではないので長時間煮込む必要はない.ただし,「煮込み料理」という名前がふさわしく感じるのは,長時間の熟成を経ることで落ち着きが生まれ,とても美味しくなるからだ.できたてほやほやのラタトゥイユを美味しく仕上げるのは少々難しい.一方,完成して冷蔵庫に入れて一日以上放置しておくと,味が馴染んでベリーグッド.改めて火を入れる必要はない.

材料:
・茄子・・・・・中3個
・ズッキーニ・・・・・1本
・玉ねぎ・・・・・・・・大1個
・パプリカ(赤,黄色,オレンジなど色彩豊かに)・・・それぞれ1個ずつ
・ニンニク・・・・一片
・ザク切りトマト缶・・・一缶
・オリーブオイル・・・・・大さじ2
・塩(岩塩がベター)
・黒胡椒
・ハーブ類少々(乾燥でも生でもOK.セージ,ローズマリー,もしくはバジルなど,お好きなものを.)

レシピ:
・全ての野菜をだいたい同じサイズに切る.今回は2センチ角程度.大きさを揃えるのはとても重要.
・ニンニクは芯をとってみじん切り.
・鍋かフライパンにおおさじ1のオリーブオイルとにんにくを入れ,弱火で香を出す.
・香りが立ってきたら,茄子とズッキーニを加える.すぐに強火にする.
・IHの場合など火力が追いつかず,茄子がオイルを吸ってカラカラになってしまう.この状態は非常によくないので,必殺裏技の追い鰹ならぬ「追いオイル」を決行する.残りの大さじ1のオイルを回し入れ,塩を二つまみほど入れて,引き続き炒める.そうすると,よい感じで透明感ある状態に茄子とズッキーニが仕上がり,野菜にもオイルがほどよく絡んでとてもいい.ちなみにこれは邪道.充分な火力でもって,初めからたっぷりのオイルで炒めるのが正しい.少し焦げ目が付く程度に仕上げる.
・玉ねぎを加え引き続き強火で炒める.
・玉ねぎが少し透明になってきたところで,パプリカを投入.軽く炒める.


↑こんな感じ

・トマトを水分も含め全て入れる.水分が少ないときは水を足す.
・お好きなハーブ類を入れ,好みの塩加減に塩を調節し,中火で蓋をして10分程度煮る.(塩の入れすぎに注意!)
・火を止め,しばらく放置して味が落ち着いてから食べる.
・冷蔵庫に入れて保存可能.味が充分に馴染んだ数日後の方が美味しいかも.

ラタトゥイユはパンとよく合う.バターを使っていないシンプルな食事パンと共に食べるととても美味しい.ということで,サンドイッチの具材としても活用できるし,もしくはパスタと和えても美味しい.調理時間はアクアパッツアより少し長いが,このように応用範囲が広く,数日にわたって楽しむことができる.





****

先日の食事はこのラタトゥイユとアクアパッツア,そしてバゲットにワイン.ラタトゥイユを作って寝かしている間にアクアパッツアを作った.ワインはイタリアと南仏の料理ということで,華やかな南仏のワインをチョイスした.これら料理なら白を合わせるのが妥当でありましょうが,あえて重い赤に挑む愚かな自分...





これはセイコーマートが500円で売っているフランスはコート・デュ・ルシヨン地方のデイリーワイン(ヴィンテージは2006年).エチケットもセイコーマートが貼っているようだ.このワインが実に美味しい.以前は700円だったと思うのだがなぜか最近は500円に値下がりした.あまりに美味しいのでこの半年くらい何度も買っており,在庫処分に大いに貢献しているかもしれない.

葡萄の品種はグルナッシュ主体で,シラーとカリニャンがブレンドされている.テーブルワインなので抜栓後すぐももちろん楽しめるが,翌日から翌々日が一番美味しい.渋みや苦味が後退して果実感が強く感じられるようになり,香りにも華やかさと上品さが現れてくる.なんとも複雑さを増して素晴らしくなるのだ.僕の心はもはや行ったことない南仏コート・デュ・ルーションのブドウ畑を旅しています.作り手の笑顔が目に浮かんできそうな優しいワイン.ちなみに,このワインには焼き鳥,それも塩じゃなくタレがよく合う.

ちょっと少し前に,ローヌ・ジゴンダスのワインを飲んだ.こちらは3000円.同じくグルナッシュ主体でシラーをブレンドしたローヌ南部の赤ワイン.セオリー通りアルコールが強くスパイシーで力強いワインだった.抜栓後もあまり変化せず.このコート・デュ・ルシヨンとはあまりに違う...ブラインドでこの二種類を飲んだらどう感じるだろう.やはり値段が上なのはジゴンダスだと分かると思うが,心穏やかになれるのはセイコマ500円ワインの方という気がする.やっぱりセイコーマート恐るべしだ!

それにしても,これら料理にはやはり白を合わせたほうがよかった.涙

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アクアパッツア :: 2010/05/12(Wed)

アクアパッツアという料理は,漁師が作る南イタリアの家庭料理である.日本でも漁師料理と言えば,豪快で大雑把で,でもとても美味しいものを想像すると思うのだが,イタリアでもこれはどうやら全く同じようだ.

この料理は,魚貝を水だけで煮込む.日本で魚を煮付ける時に登場する醤油やみりんや日本酒に相当するものがない.ただ水で煮込むだけで大丈夫だろうかと不安になるところだが・・・大丈夫なんです.





材料:
・アサリ(砂抜き済み)
・好みの白身魚(今回はアイナメの切り身)
・ミニトマト(ヘタ除く)
・黒オリーブ(種無しがいい)
・ケッパー
・ニンニク(1片)
・塩(海塩がよりいい)
・オリーブオイル
・水

レシピ:
・ニンニクをみじん切り
・フライパン(もしくは鍋)にオリーブオイルとニンニクを入れ,弱火で香りを出す.
・魚の切り身を入れ,皮から先に両面軽くソテー.
・水,アサリ,オリーブの実,ミニトマト,ケッパーを全て入れ,塩を少々.蓋をする.
・中火で5~10分煮る.


以上であっけなく完成するアクアパッツアだが,その味は食べてびっくり衝撃の旨さだ.調理の手軽さを考慮すると本当に素晴らしい.魚貝の旨みと競り合う要素がこの料理には無い.そしてトマト,ニンニク,オリーブが魚貝の風味をさりげなく引き立てている.シーフード好きにはたまらない一品だと思う.これが長い時間の中で育まれたイタリア郷土料理の真髄だろうか.

この料理で出る洗い物は,鍋,包丁,ボール,まな板,盛り付けた皿,くらいだろうか...食事としては,これ以外にバゲットのような何かお好きなパン,そして適当な生野菜のサラダとか,作り置きしておいたピクルスなどを添えれば,かなり豪華になる.しかも全ての過程を含めても20分程度で準備可能なのだ.



上で紹介したレシピは,言うなれば最小レシピで,もう少しだけ手を加えればより洗練されたアクアパッツアになる.以下,参考メモ.

1.魚丸ごと一匹バージョン
魚丸ごとも可能.というか,本来はこれが正しい.魚は内臓をとって鱗を落とし,よく洗って調理に用いる.

2.切り身の下ごしらえ
少し鮮度が落ちた切り身は臭みがある.敏感な方は分かるだろう.スーパーなどで買ってきた切り身は,ワインか日本酒を振りかけ,表面を軽くこすり,キッチンペーパーで水分を綺麗にふき取るといい.魚の臭みは空気に触れている表面に存在しているため,これで取り除くことができる.

3.魚の種類
白身なら何でも大丈夫ではないかと思うが,代表的なものとしては,鯛やメバル,スズキ,ソイなど.カレイや秋刀魚で作っておられる方もいるようだが,秋刀魚は果たしてどうだろうか....やってみなくてはわかりませんが,興味は湧きます.

4.アサリは砂抜き済みのものも見かけるが,自分で行う場合は3.5%(ほぼ海水と同じ)の塩水に浸けて1時間ほど.人が近づかない静かな真っ暗な場所に置く.これ重要.

5.この料理にアサリ貝と魚は必須だが,それ以外にイカやタコ,海老などを加えても美味しい.

6.水に加えて,辛口の白ワイン,もしくはベルモットを加えて煮込むと風味は繊細になる...ようだが,僕はやったことがない.

7.トマトは,ドライトマトも悪くない.もしくはイタリアトマト缶を使い,トマト仕立てのスープにしてもけっこう美味しい.ただしこれはアクアパッツアとは違った料理になる.

8.タイムもしくはローズマリーを一緒に煮込むと香りが華やかになる.食べる前にエキストラバージンオイルをかけ,パセリで彩りを!

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日本家庭料理再考 :: 2010/05/10(Mon)

最近,食カテゴリーの内容が増えているこのブログ.日本について考えるブログなのに,紹介する料理は概ね全て日本のものではない.

日本について考えたくても,日本のことしか知らなければ何も見えてこない.海外に出て,異文化に触れて初めて見えてくることってある.食文化も同じで,多分日本食ばかりを考えていても駄目で,諸外国の料理を作り,食べて,その成り立ちや構造を知ることから,初めて日本の食文化がいかなるものかが見えてくるのだと思う.

...などと書いてしまったが,これは半分本当だけど,半分は嘘.

実は,僕はなるべく短時間に簡単に料理を作りたいといつも思っている.つまり合理的に作りたいのだ.なおかつ美味しいものを食べたい.

前にも書いたことだが,日本の家庭料理は面倒くさい.面倒くさい割に美味しくないと僕は感じている.

本当に美味しい和食を作るにはそれなりの心構えと時間が必要だ.手がかかる.

まあ,そんなに本格的なものではなく,一般的な日本の家庭料理なら僕も普通に作って食べる.それは豚の生姜焼や魚の煮付けや肉じゃがや...まあ,そんな感じだが,しかしこれだけじゃ満足できないのが日本の家庭料理だ.酢の物とかお浸しとかひじきの煮物とか,あと何品か副菜が欲しいということになる.味噌汁も必要.ご飯も炊かなくてはならない.しかもこれらの調理プロセスはまったくスムーズではなくばらばらだ.時間の無駄も多い.さらには調理した鍋やフライパン,そして盛り付けるお椀や皿の数もどんどん増えて,洗いものもどんどん増える.

とにかく日本の家庭料理は,やる気満々ならいいのだが,ちょっとでも気が萎えていると,面倒くさい.だからこそ「毎日のおかず・超お手軽クッキング!」のような本がたくさんあるのだ.

個人的結論は,日本の家庭料理は合理的ではない,というものだ.忙しい自分が合理的かつ美味しい料理を作ろうとすると,それは自然と日本の家庭料理ではないものになるわけである.

合理的合理的って,うざい奴だと思われるかもしれないが,料理が専門で料理に集中できる環境でないのだから,やはり合理的であるほうがいいと思う.僕はシェフではないのだから...日常の生活の一部として,料理をしているのであって,時には他の用事に追われたり,考え事をしながら,もしくは,家族としゃべりながら料理をするのだから...

まあ,週に3回か4回夕飯を作るだけの僕の場合はまだいい.毎日毎日,朝ご飯と夕ご飯の支度をして,場合によっては子供や旦那のお弁当も作って,そして日中は仕事もしているお母さん方にこそ,もっと合理性が必要ではないかと思っている.しかしジェンダーの問題を考えている時に,料理がもっと合理的にならなくてはいけない,などという話はあまり聞いたことがない.多分言っているのは僕だけだ.おそらく多くの奥様方が僕より遥かに有能で我慢強く,手際よくさばけているからに違いない.

ここまで考えて,カレーライスのルーや麻婆豆腐の素や顆粒出汁がいかに重要なものかが分かる.焼くだけでいい状態で売られているハンバーグも重宝するかもしれない.いろんな野菜や肉や魚を買ってきて,ストレートタイプの鍋用スープを繰り出せば,鍋以上に手軽な料理はない.(しかも,鍋は皿に盛るのもセルフサービス.)これらは,生活の一部の料理として,実は合理化されているのだ.

しかし残念なことに,この合理化は工業的なプロセスによる合理化であって,家庭料理自体が合理的になったのではない.だから,化学調味料に舌が慣らされてしまったり,レトルトなどのゴミを大量に出してしまうことになる.そして,料理として大切な部分をすっ飛ばすことから,料理とは何をすることなのか,不明瞭になっていく.

合理的な料理とはどういうものか,これはこのブログでも時よりさりげなく書いてきた.使う鍋など調理器具が少なく,調理過程が連続的でスムーズであり,素早く美味しく栄養バランスがいいもの.これである.

今回新たに僕がとても合理的だと感じる欧州家庭料理を二品紹介する.

ひとつはイタリア料理のアクアパッツァ(acqua pazza) だ.アサリ貝の砂出し時間を除けば,調理開始から確実に15分で完成する.食材と塩のみ一本勝負.投げる球は必ずど真ん中ストレートで,この料理に暴投(失敗)はない.出来上がる料理は,魚介が持つ旨みをこれでもかと味わえる素晴らしいものだ.

もう一品は,南仏料理の代表,ラタトゥイユ(Ratatouille).夏の料理なのでまだ早いのだが,もう待ちきれない.野菜たっぷりで栄養価も高く,調理時間も短かく,プロセスも合理的.ラタトゥイユをベースにさらなる料理への発展も期待できる.温度や調理後の経過時間によっても表情を変える.ただ,この料理は直球じゃなく変化球だ.ストライクゾーンに入れるのは時に少々難しい.しかも球の変化の幅も大きくてピッチャー本人も投げてみなくては分からない的な面がある.えりざべす考案のせこい裏技と共に紹介する.

つづき → アクアパッツア
    → ラタトゥイユ

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テーマ:キッチン生活 - ジャンル:結婚・家庭生活

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