日本について考えるブログ




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. スポンサー広告
依存症 :: 2011/01/30(Sun)

毎朝同じ目覚ましのアラームで目を覚まし,
毎朝同じように5分布団の中で格闘する.

毎日同じ時刻に同じようなものを食べて,
同じ時刻に家を出て,
同じ風景を眺めながら,
同じ車と同じあたりですれ違う.

同じような気持ちで,
同じようなことを,
同じような調子で,
同じように過ごす平素がある.

繰り返すことは心地よい.
人の奥に眠る生物の何十億年の歴史の所為か.
流れに身をまかせることのなんと安らかなことだろうか.

でも幾度も幾度も繰り返しているうちに,
そんな繰り返しがいつしか不安をかき立てていく.

そして気づく.
繰り返しを破壊することも同じように心地よいと.

目覚ましのアラーム音を変えてみた.
部屋の模様替えをした.
よく考えてから「そうだよね」と頷いた.

流れに身を任せなかったその時,
人は人間であることの生命の音を聴く.
それは新しい選択をしたことの証だ.



  甲州街道からの渋滞が激化して
  日本の朝を見ました
  覚醒を要する今日と云う
  厳しい矛盾に惑うのです
  つい先(さっき)も

  どれ程若さの上に丸で雲切れの笑顔を並べど変わりませぬ
  孤独を知る毎にあなたの相槌だけ望んでいるあたしは
  あなたの其の瞳が頷く瞬間に初めて生命の音を聴くのです
  天鷺絨の海にも仕方のないことしか無かったら
  あたしはどう致しましょう

  翻弄されているということは
  状態として美しいでしょうか
  いいえ綺麗な花は枯れ
  醜い過程が嘲笑うのです
  何時の日も

              「依存症」より
               (詞:椎名林檎)





ブログランキング・にほんブログ村へ  
スポンサーサイト

テーマ:女性アーティスト - ジャンル:音楽

  1. りんごさんのことば
  2. | trackback:0
  3. | comment:2
死ぬ気で頑張る? :: 2011/01/26(Wed)

極端な言葉は使わずに,バランスよく,頭を使い,広い範囲を見渡すのがよい.

最近,ニュースでスポーツ選手が「死ぬ気でがんばります」と言っているのを聞いた.「死ぬ気で」という言葉自体ときより耳にする言葉ではあるが,メディア上で「死ぬ気で」という言葉が耳に残った事はあまりない気がして,ちょっとひっかかった.

「死ぬ気でがんばる」というのは,いったいどういう意味だろうか.これ実はけっこう難しいと思う.熟語として似た意味で「必死にがんばる」というのもある.

一応辞書を調べてみると,
「失敗すると取り返しがつかないという気持ちで全力を尽くすさま。」
とある.

確かにそんな感じだろうけど,でもこの言葉,この意味だけでは説明しきれないニュアンスを僕は感じている.例えば,ちょっとこんな例を考えてみる.

「1ヶ月後の試験に合格できるように,死ぬ気でがんばります!」とある人が言ったとしよう.この人がこれから1ヶ月行うだろう行動はどちらだろう.

A) 寝不足も顧みず,食事以外の時間はずっと机に向かい,参考書の演習問題をかたっぱしから解きまくる.

B) 早寝早起きを心がけ体調に気を配り,自分の苦手な場所がどこか改めてよく考えて,その部分だけを集中的にやる.

死ぬ気で,必死で,のニュアンスはBより圧倒的にAだという気がしないだろうか.

しかし別にBの行動であっても,上の辞書の説明「失敗すると取り返しがつかないという気持ちで全力を尽くした」のなら,「死ぬ気でやった」と言ってもかまわないはず.試験までの時間は限られているのだから,自分の弱点を集中的にやる,そして当日風邪をひいたりしては困るので,ちゃんと健康管理もしよう,と,そう思った行動がBなのだから.失敗すると取り返しがつかないからこそ,頭を使ってどうすべきか考えたわけ.

でもどうもBは「死ぬ気でがんばる」のイメージには合っていない.

そう,「死ぬ気でがんばる」という言葉には,自分の心身をいじめるイメージがあるように思う.なにしろ「死ぬ気」だから...身を削る,そして「死ぬ気」のためには「頭を使わない」ことも大切.同じ量やるにしても頭を使うと効率よく済むかもしれないが,それはスマートではあっても,死ぬ気とは言えないわけである.

日本人,特に日本人男性だが,とにかく極端なことを言うことが好きな人がいる.前に「絶対」を多用する日本人男性について書いたことがある.

http://erisabeth.blog123.fc2.com/blog-entry-38.html

「死ぬ気で」も同じようなものだろう.死ぬ気でやると宣言した場合,それは死ぬ気でやっていること自体がアピールになるとか,死ぬ気でやっていることで認められたい,とかそういう副産物的な結果が期待されているように思う.やはり試験に合格するためには「死ぬ気でがんばる」のではなく,「最善をつくす」のが正解だろう.最善をつくすという言葉の中には,繰り返し演習問題を解くことも,早寝早起きを心がけることも含まれているからだ.もしくはもう少しかっこよく言うなら「自分の可能性の限界に挑戦する」とかそういう言葉の方がずっと素敵な言葉だ.

****

昨日のサッカー韓国戦で,試合中のPKをど真ん中に蹴って止められてしまった本田圭佑選手.延長引き分け後のPK戦では1人目のキッカーとして見事に決めたのだが,これに関して試合後にこういうコメントを残している.

「(PKを止められた場面は)誰でもいつかは失敗する。シリア戦で真ん中に蹴って決めていたので真ん中に蹴った。」
「PK戦でも真ん中に蹴ろうか迷ったが、まだ僕にそこまでの勇気はなかった」.

こういう実直な言葉を発する人は,一般的にとても信頼される.しかしこのような言葉を発することができる人は以外に少ない.

「次は何が何でも絶対に入れてやろうと気合いを入れて臨みました」
「次は外せないという気持ちで,全力で蹴りました」

こういうコメントが日本では多い.

「絶対」とか「全力」とかいう言葉は極端だ.言うのは容易いが,実行・実現するのは実は極めて困難な事柄であり,だからこそ場合によってとても薄っぺらで,ただの常套句のように感じられてしまう.だから,本物の信頼はこういう言葉からは得られにくい.

テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 社会
  2. | trackback:0
  3. | comment:8
重力 :: 2011/01/23(Sun)

結局,紆余曲折の末,クラシックギターを手に入れ,引き続きギター没頭中.

基本定番の「禁じられた遊び」を練習しつつ,ほかには好きな曲のコード進行をどこからかゲットしてきては練習するという日々.

ところで,坂本真綾さんのgravity.





強い印象、今も全く色あせないこの曲.かなり前の曲にも関わらず,いまだに僕を別の世界へ連れ出してくれる.アニメ「WOLF'S RAIN」のエンディング曲だが,アニメのストーリーを知っているとさらにやばい.

Em6/GonA/DM7/DmM7/A

の流れ,特にEm6/GonAが美しすぎる.もうまさに心が震えるとはこのことだ.

ギターを弾いて初めてまた気づくことばかりである.

ありがとう,ギー太...じゃなくてギター!


gravityの日本語訳をのせてみる.
おかしい所や,意訳しすぎの場所があるかも.
ご容赦ください.


 道は果てしなく続いているのに
 昨日に別れを告げることもなく
 明日はいつも遠のいていく

 私の中の記憶はそれでも確かだと言えるだろうか?
 それとも涙で色あせてしまったのだろうか?

 きっと明日の今頃雨がすべてを洗い流せば
 霧の中からもうひとつの今日が生まれるんだろう
 誰かがどこかへ私を呼び続けている
 私を帰るべき場所へと導いている
 哀れみの歌が静寂の月へと私を誘う
 重力がゼロの場所
 そこはいったいどんな場所だろう

 私はこの世界でひとりぼっち?
 それとも痛む足を歩ませたその先に
 誰かが私を待っているのだろうか?

 ただ道は進めと私に語りかける
 何かに強く引き寄せられていく

 ああ 私はすべてから今重力を感じている



テーマ:アニソン - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 真綾さん
  2. | trackback:0
  3. | comment:4
2010年・印象に残ったワインたち :: 2011/01/22(Sat)

遅ればせながら.2010年,いろんなワインたちに出会ったが,特に印象深かったワインを選び2011年の年賀状を作成した.年始早々に酒瓶だらけで,万が一届いた方で見ておられる方がおりましたら申し訳ございません...




選んだ5種のうち4種のワインは既に紹介済みなので,リンクを貼ることにする.何かの参考になれば..

1.ヴィナ・ヴィゴルタ(2007)テンプラニーリョ/スペイン(参考価格:¥500)
http://erisabeth.blog123.fc2.com/blog-entry-368.html
強いフルーツの芳香,華やかさ,そして圧倒的コストパフォーマンス.この土俵にはライバル未だ現れず!

2.ルネ・ミューレ・シニャチュール(2008)ゲヴュルツトラミネール/フランス・アルザス(¥2000)
http://erisabeth.blog123.fc2.com/blog-entry-381.html
どこまでも甘美で,そしてほろ苦い.まるで...

3.シャトーメルシャン・きいろ香(2008)甲州ぶどう/日本・山梨(¥2500)
http://erisabeth.blog123.fc2.com/blog-entry-343.html
故・富永敬俊氏に敬意を表したい.甲州ぶどうの香りは,あなたの研究によって開かれるのを待っていたのだと思う.

4.ラローズ・ド・グリュオ(2004)カベルネソーヴィニョン・メルロ・カベルネフラン/フランス・ボルドー・サンジュリアン(¥2500(ハーフボトル))
http://erisabeth.blog123.fc2.com/blog-entry-377.html
ボルドーの揺るがぬ安定感.濃く,強く,土臭く,層が厚い.そして旨い.

5.ターンブル・エステート・グロウン・ナパヴァレー(2006)カベルネソーヴィニョン/アメリカ・カリフォルニア(¥4500(米国免税店価格))
バローロ,およびブルゴーニュ・ルージュとの激戦を勝ち取ったカリフォルニアワイン!詳細は以下.

ということで,このワインについて少しだけ紹介.





このワインは,米国出張の際にシカゴオヘア空港で衝動買いした品である.円換算で4500円くらいだったと記憶しているが(もうちょっと高かったかな!?),ネットで国内通販を調べたところ,約8000円くらいで売られていた.(ただし2007年ヴィンテージ).

非常に整った優等生的ワインだ.これぞまさに僕の中でのカリフォルニアワインそのものである.深いガーネット色のこのワインは,抜栓直後から全力で楽しませてくれる.森の中の新緑の香り,もしくは湿り気のある木材のようなニュアンス,何種類もの花や土の香り,そういうものが均一に整って立ち上ってくる.そして,舌の上には極めてきめの細かなタンニンが残り,ワイン全体の骨格をほどよく下支えしている.

いわゆる高級ワインにはこれ以上のものはたくさんあると思うが,価格を考えれば非常に素晴らしいのではないかと思う.衝動買いにしては大ヒットだ.

ちなみにこのワイン抜栓して3回に分けて飲んだ.1回目はもちろん初日.二回目は三日後.そして少しだけ残ってしまったものを5日後にも飲んだ.一番素晴らしかったのは初日.三日目は少し劣化を感じ,そして5日後は変化が行き過ぎて,なんだかブルーベリーガムのようになった.アメリカのあの甘~い菓子類の香りのニュアンスが出てきたのは面白い(実際,「甘い」という意味ではないです).

さて,激戦に破れたバローロも紹介しておこう.




FRANCO SERRA BAROLO(フランコ・セッラ・バローロ) (2005)ネッビオーロ/イタリア・ピエモンテ(¥2000)

これは輸入食材店で売られていた激安バローロである.価格は2000円程度.円高還元だそうだ.さすがにこの価格でバローロはなかなか手に入らないので,すごい速度で売れたようで数日後には完売だった.

バローロは,イタリア北部ピエモンテ州バローロ地区とその近郊でのみ生産されるワインで,世界的にもこの地域でしか根付いていないネッビオーロという品種の葡萄のみを使って創られる.バローロは「ワインの王」と呼ばれることもあるように,一般に長期熟成に耐えるアルコール度数も高めの非常に濃く重たいワインで,ほかのイタリア赤ワインとはちょっと違った性格を持っている,と言われる...と,まあこれは単なるうんちくで,僕は高価なバローロを飲んだことが無いのだけど...

しかし今回のバローロはそういうイメージとは違うものだった.どちらかと言うと繊細で優しく,酸が豊富で,霧の出る森の中の地衣類のにおいを感じる.色はやや薄いルビーもしくはレンガ色に近い.実はこのワイン,年末に開けて年越しをしたのだが,正月料理と非常によく合った.黒豆やなます,浜茹でタラバガニ(これは北海道限定!?),お雑煮にも.なんと守備範囲の広いワインだろうか.なかなか包容力のあるワインである.同じレンガ色でもブルゴーニュのピノとはずいぶんと違う.

と,ここでひらめいた.王とは強く威厳があり堂々とした様をつい想像してしまうが,そうじゃないのかもしれない.王たる者は,繊細な感性を持ち,優しく,そして包容力がなくてはいけないのだ.あのテルマエ・ロマエに描かれているハドリアヌス帝のように...もちろん王なのだから強くもあるべきはずだが,しかし仮に強くて重くなくても,やはりこのワインは王に違いないのだろう,と思った次第である.

テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ

  1. 食/ワイン
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
厳寒の206 :: 2011/01/16(Sun)

北海道の中心付近,旭岳温泉と旭川に206ででかけた.ちょうど,12月にエンジンオイルをTOTALクオーツ9000にアップグレードし,BS REVO2も二年目に突入.これらのインプレッションを中心に.

****

・ブリジストンREVO2
このブログでは147が履いているピレリ・ウィンターアイスコントロールを褒めちぎりすぎているので(こちら),ここいらでBSのレポートも.





このタイヤ,新品装着時は少し残念な感想を持っていた.アスファルト走行時のふにゃふにゃ感と,雪上で時々顔をのぞかせる唐突なグリップ切れが恐ろしかった.もちろん高性能なスタッドレスタイヤなので,安全運転を十分に心がけている範囲では何ら全く問題ない.しかし,インフォメーションはピレリよりは少なく,そういう意味で運転や車好きにとってはあまり面白みのないタイヤかもしれない,と思った.

しかし,経年劣化のせいか,この冬はむしろいい感触だ.

今回206で旭川,大雪山まで行った.ドライ,ウェット,シャーベット,圧雪アイスバーン,そろばん道路(路面の圧雪が変形してそろばんの上のようにガタガタになる道路),ふかふかパウダースノー,と一通りの路面を,そして高速道路も市街地も峠道も走破した.気温はプラス1度くらいからマイナス11度くらいの間だ.

まず高速道路のドライ路面を走行しての感想だが,全くふにゃふにゃしない.普通に走ることができる.ピレリのような上質感はないが,何ら違和感無く走れた.

低ミュー路の横方向では,さすがにピレリよりは限界が高い.というかピレリはさっさとすべり始める面白さがあるから僕はピレリの方が好みだが,BSの安定感はやはり特筆に価する.そして新品時に気になっていた多少唐突なグリップ切れに関して,これも今回300キロくらい走ってみて特に感じなかった.旭岳へ向かう途中,低速でのタイトコーナーが連続する急な登坂路があるが,グリップを失っていく感じがとても自然で穏やかであり,好感が持てた.これは非常に安心な類だ.やさしくアクセルを戻せば自然とグリップが戻る.

おそらく新品時は何か特別な性能を無理して作ってはいないだろうか,と根拠はないが僕は疑ってしまう.スタッドレスタイヤの広告でよく目にする制動性能アピール.「従来品よりアイスバーンでの制動距離が10%短くなりました」のような宣伝文句である.制動距離は数値になるのでアピールしやすい.目標をクリアするために制動性能を極限にまで磨き上げ,その反動で新品時にバランスの悪いタイヤだと僕は感じることになったのではないだろうか.2年あまりを走行した今年,経年劣化により多少性能が落ちているだろうけど,むしろ全体としてバランスがとれたように思う.

結論として,2年目のREVO2はあまりに優等生だ.これぞ世界のBSということか.


・TOTAL QUARTZ 9000 (5W-40)
これまで206のエンジンオイルにはトタル・クオーツ7000(10W-40)を入れていた.交換サイクルはほぼ1年に1回.走行距離は8000kmくらいである.これ以外のオイルは一度も入れたことが無い.これまで何度もこのオイルに交換したが,交換した直後にフィーリングが劇的に変化することは無かった.というか変化は感じられなかった.これはふたつの解釈がある.フィーリングがオイルに依存していないのか,それともオイルが1年経過してもまだ劣化していなかったか,どちらかだ.

今回ディーラーの勧めにしたがって,初めて100%化学合成クオーツ9000に交換してみたのだが,しかしこの違いは非常に大きかった.フィーリングは柔らかになり静かで上質な感触へと変わった.とは言え,数日もすれば分からなくなるのだが(笑),にしてもこれまで同じ7000に変えてもこのようには感じなかったので,おそらくオイルの違いを反映しているだろうと思う.

このオイルでどれくらい走ってみよう.二年間無交換を目指してみたいけど,どうだろうか.


・厳寒時の206
これまで206の車外温度計が示した最も低い気温はマイナス18度で,これは夕張マウントレースイスキー場の駐車場でである.今回大雪山はマイナス11度くらいでたいしたことなかった.いずれにしてもこの6年間で206が寒さのせいで何かトラブルを起こしたことは一度もない.

一方,この車,ふかふかパウダースノー走行後に問題がある.僕の印象では,新雪パウダーがふっかり積もったような場所を走り,その直後に駐車放置すると,リアサスペンションまわりのどこかが凍結して動かなくなる.おそらくパウダースノーが飛び散り,それがリア足回りのどこかに付着して溶けた後凍結するのだ.凍結するとサスペンションが機能しなくなるため,地面からタイヤが浮いたりタイヤが回転せず引きずることになる.これが厄介.今回旭岳でこれが起きるのではと心配だった...そして,朝チェックアウトの後に駐車場から車を動かそうと思うと...案の定起きてしまった.(涙)  しかし今回は数メートル動いた場所で,ゴンと音がして回復した.たぶん氷が割れたのだろう.この問題206の全てに共通なのか,それともうちの206に特有の個体差なのか分からないが,厳寒地に行く際には気をつけたほうがいいかもしれない.

ブログランキング・にほんブログ村へ  

テーマ:愛車 - ジャンル:車・バイク

  1. プジョー206
  2. | trackback:0
  3. | comment:4
旭山動物園の行動展示 :: 2011/01/09(Sun)

二度目の旭山動物園訪問.前回は6月だったので,冬の旭山は初めて.もちろん目的はペンギン散歩.





散歩コースは全長どれくらいあるのだろうか...たぶん500メートルくらいになるのではなかろうか.そこをペンギンたちがのんびり歩いてくる.だいたい1時間弱くらいかけて散歩する.

散歩は行きたいペンギンだけが出てくるそうである.特に飼育係の方は何もしないらしく,よって出てくるペンギンの数は毎回違うそうである.そして散歩中も餌でペンギンを操作したりすることもない.ただただ,ペンギンが自主的に歩いてくるように見える.これはペンギンの狩に行く習性の一部なのだそうだ.





奥のペンギンは斜面を登ろうとしているけど,そういうきままな行動に対しても基本的に飼育係の人は干渉しない.





時よりきわめて間近にせまってくるペンギンもいる.手で触れそうな範囲どころか,こっちがちょっと怖いと思うくらいまで近づいてきて目が合ったりする.距離にして30センチくらいだろうか...どうやらあちらもこちらを観察しているようだ.

ペンギンは遠くから見ていると可愛いのだけど,至近距離で見るペンギンの目つきは非常に鋭い.可愛いという言葉とは無縁の表情.とてもかっこいい.


****

旭山動物園は北海道旭川市にある動物園で,今や言わずと知れた有名動物園である.

僕は昔からあまり動物園という場所が好きではなかった.僕は福岡生まれなので,福岡市動物園の風景が思い出の中にあるのだが,動物園訪問を楽しんだ思い出はない.その理由はすごく単純で,「動物が可哀相」という気持ちになってしまう,これに尽きる.

狭い檻が並び,その中に動物が入れられ,説明の札が並び,それをずらずらと外から見ていくスタイルが微妙だった.そして,動物たちも全く活き活きしてなくて,イライラしているか寝ているか,とそんな場所も多かったように記憶している.それでも福岡の動物園はまだいい方だと聞かされていた.郊外の緑の多い場所にあるからだそうだ.

しかしながら,僕は動物(生き物)が好きなのだ.だから基本的に動物を見たいという気持ちはある.そして,身近ではない世界中の様々な動物を見ることができる動物園はやはり貴重な場所で.

そう,動物園に行きたい,とはいつも思うの.で,行ってみると微妙な気持ちになる.この繰り返しを多分何十回と繰り返してきたように思う.

旭山動物園の特徴のひとつは「行動展示」というもので,これはただ動物を展示するのではなく,動物の行動も一緒に見てもらおうというもの.餌をとるしぐさだったり,じゃれる姿だったり...そして寝ている姿でさえも,もっともその動物がその動物らしく寝ている姿が見えるように工夫されている.例えば,豹は高い場所が好きで,そういう場所ではリラックスして寝ることができるので,そういう場所を設けて,その場所を客が間近で見ることができるような工夫がされているのだ.

つまるところ「行動展示」は,動物たちにいかに自然体でいてもらえるかを最優先に考えて行われているものだ.人間である客はそういう状態の動物たちを見ることで,今までにはなかった経験をすることができるわけで,動物もハッピー,人間もハッピーだ.とても功利的な結果が生まれているのである.本当に素晴らしい動物園だと思う.この動物園で行われていることこそが,まさにプロフェッショナルの仕事だ.こんな仕事の成果が日本にたくさん溢れるようになれば,きっと社会はもっと明るくなるだろうなぁ,などと思ってしまう.

ブログランキング・にほんブログ村へ  

テーマ:札幌/北海道の地域ネタ - ジャンル:地域情報

  1. 生き物全般
  2. | trackback:0
  3. | comment:2
カムイミンタラ :: 2011/01/07(Fri)

大雪山の山々をアイヌ語でカムイミンタラと呼ぶ.「神々の遊ぶ庭」という意味だ.

2011年の年明け早々,北海道大雪山の麓にある旭岳温泉を訪れた.本当は温泉に入ってのんびり一泊してから札幌に帰る予定だったが,なにやら無料の旭岳ロープウェイ往復券というものが温泉宿の特典で付いていたらしく.

旭岳温泉は前日から風もなく実に穏やかであったが,しかし延々と雪が降り続いている.おそらく山上の厳しい気候は体験できるかもしれないが,白一色で特別の見所もないだろう....などと思いつつも,しかくせっかくの無料往復チケットなので,まあ行ってみるかと厳冬の旭岳へと足を伸ばした.僕はこれまで旭岳ロープウェイは盛夏の時期にしか乗ったことがない.





ロープウェイの中からはこんな感じだ.延々と針葉樹の森が続き,遠くは雪で霞んでいる.

ロープウェイ山麓駅の標高は約1100m.上の姿見駅は約1600m.500メートルの標高差を約10分で結ぶロープウェイである.この500mの間に森林限界をむかえる.夏場で天候がよければ,姿見駅から3時間くらいの登山で北海道最高峰の大雪山旭岳(標高約2300m)に到達できる.最後に登ったのはもうかれこれ10年以上も前なのだが,視界一面に広がる高山植物の野原の中を歩く登山は本当に気持ちがいい.

しかし今は厳冬期.

当日,山麓駅にある温度計はマイナス9度を示していた.風は無いが雪は降り続き,もちろん山は見えない.

そしてロープウェイの乗客はほとんどがスキーヤーだった.そうだろう,この時期ここに来るならスキーだよな,などと思いながら,少々後悔しつつも姿見駅に到着.

姿見駅はマイナス14度と表示されている.早速,駅建物から外へと出てみる.風はあまりない.穏やかだ.

しかし...





白一色でとりわけ何の見所もないだろうと予測していた自分のなんと浅はかだったことか.

そこには,これまで十数年北海道に住んでなお目にした事が無かった,圧巻の景観が広がっていた.

どこもかしこも白なのは確かだが,ただの白でも濃淡がある.雪に強風で描かれたか,もしくは下に埋まっている植物の姿を反映した紋様が,なだらかな傾斜のいたるところにある.そこに光が穏やかに当たり,その陰影がため息が出るほど美しい.





しばらく写真を撮りつつ景色を眺めていると,なんと!雲が切れ時より日が差し始めた.

そして白い氷の煙霧の中から次第に何かが浮かび上がってくる.それはまさしく旭岳の山容だ!





煙を身にまとうかのように,そして山の手前に湧き出てくる濃い雲の暗い影を従えて,その姿は突然に現れた.穏やかで優しく,それでいて厳しい.これは北海道と言えども標高の低い場所にはない,全く異質な,光と影だけが主役になって初めて生まれる空間だ.

旭岳はわずか1分ほどで姿を隠し,再びガスがかかり雪が降り始めた.

山の天気とはこういうもので,別にそれを奇跡などというつもりは全く無いが,なんとも形容しがたい感動が心に残った.

ありがとう,無料チケット!! そして次回はスキーを持って往きます.

ブログランキング・にほんブログ村へ  

テーマ:山の風景 - ジャンル:写真

  1. | trackback:0
  2. | comment:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。