もうオニヤンマ!

昨日,昼休みに職場の近くの公園に出かけました.ここは,札幌の中心部からかなり離れており,豊かな森が残るとても美しい場所なのです.その中でもこの公園の魅力は,森をぬうように存在する湿地,細い流れ,そして森が開けた場所には人工湿地が作られており...

要するに,トンボの楽園というわけです.^^

私はストレスがたまったり,気持ちを落ち着かせようと思った時,あと仕事でいいアイデアが浮かばない時なんかはよくここを訪れるのですが,昨日は,特にそういうわけでもなく,ちょっとヨツボシトンボにでも会いに行くかな(この時期,湿地はヨツボシトンボ一色です),という一般人からは全く理解してもらえない動機だったのですが....





行ってびっくり!
いきなり「こんにちは」とばかりに現れたのはオニヤンマです.

まだ水の中の世界から決別して数時間しか経ってない様子で,目がグリーンじゃなくて乳白色です.ヤゴの抜け殻は下のほう,藪の中にあったので,羽化後この場所まで這い上がってきたのでしょう.羽はもうちゃんと伸びていました.ちなみにオニヤンマの幼虫期間は5年説が有力ですが,北海道は寒冷なため,ひょっとしたらもっと長いかもしれないです.

うーん.それにしても自分の感覚では,札幌近郊でオニヤンマの羽化はだいたい6月下旬から7月上旬というイメージだったのですが,今年は早いなぁ.

オニヤンマって,飛ぶことにかけてはかなり不器用なトンボですが,(^^;) 環境・温度適応にかけては結構タフなトンボのようです.南は沖縄八重山諸島から北海道では知床半島でもたくさん見ることができますし,世界に目をやると,ヨーロッパでも田舎に行くとほぼ同じ姿をした近縁種に会うことができます.隔離分布の意味するところは,北半球ではるか昔の温暖な時期に,オニヤンマ天国の時代があった,ってことでしょうかね...(アメリカ大陸にはいなかったと記憶してます...間違っていたらスミマセン...)

札幌のこの時期といえば,まだけっこう寒いんです.朝は時に10℃くらいになることもありますが,それでも大丈夫なのでしょう.ちなみに私の故郷である福岡で10℃といえば,11月くらいでしょうか.さすがにその頃オニヤンマに出会うことはないですから,北海道のオニヤンマは何かし寒さに対する耐性を獲得しているのかもしれません.




こちらはモイワサナエ.この時期,森の淵はこのトンボだらけになりますが,基本的に地味な存在感を貫くタイプで,トンボ好きの人からもそれほど興味を持ってもらえません.でも,けっこう愛嬌のあるトンボで,手を差し出すと手に止まってきたりもしてくれます.(その日の気分によるようです.)

 

テーマ : 自然科学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

お友達

夏場に草刈すると日差しを避けている蚊が舞い立ちます。一度に襲い掛かって煩わしくなりますが程なくして、トンボたちが無数に表れて、この蚊を食べ始めます。乱舞する光景は頼もしいですね。ということで、トンボは私のお友達です。(^^)v

必殺遊び人さん,こんばんは!

蚊が多い日本ではトンボは益虫ですね.水の中のヤゴもボウフラを食べてくれたりしますから,頼もしいものですね.

トンボという昆虫,私は「かっこいいなぁ」と思います.非常に眼がいいので,人間を察知して距離をしっかりとるように飛ぶ,ここがとてもcool!そして飛ぶために特化した軽量化されたボディと,絶妙な重量バランス.上手に障害物を避け,瞬時に加速し,ターンし,また一瞬でホバリングし...と,まさに飛翔昆虫の究極の姿だという気がします.トンボ馬鹿の暴走コメントです.失礼しました.^^;

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