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残念ながら,日本では子供が明らかに大切にされていません.とても軽視されている傾向にあると思います.
日本では,子供は子供らしく,という社会的強制力があります.そのひとつが,子供用のアイテムを喜ばなければならないという強制.日本では子供向けと大人向けのアイテムは完全に区別されています.分かりやすい例としては,アニメのキャラクターや可愛い絵がのっていて,素材は極めて安っぽいものが子供用です.服や文房具,手提げバッグからお子様ランチのお皿まで,いたるところにその「差別」ともとれる残酷な現状が存在します.えっ?子供にはまだ早いって?子供にはまだ分からないだろうって?私はそうは思いません.むしろ,そういうこと言うあなたが何もわかってないのでは,と疑ってしまいます.もしいいものを分かっていて,陳腐なものの貧しさが分かっていたら,愛する子供にそんなの与えたりしない,そうではないですか?そしてこれだけは言いたいのですが,子供はアニメのキャラクターや安い素材のものを好むように遺伝子に記憶されているのでは決してありません.明らかに,親,先生,日本社会の集団意識のようなものからそれを学び,本能的に「適応」しているだけなのです.
ドイツやフランスには,たとえば普通に子供向けの万年筆が売ってます.しかもとても持ちやすく,いい素材のものが.もし日本でそういうものを子供にプレゼントしようと思っても,見つけるのは至難の業です.そしてたいていは見つかりません.日本ではお金があっても意味がないのです.それから日本人はもうひとつの勘違いをします.贅沢はいかんだろう!と.いいえ.私は贅沢はいいものだと思います.いいものを知らないということは,「何でもいい」とか「どれも同じ」とかいう感覚を育み,100円ショップで適当に安いものを買ってきて,1週間で失くしてまた新しいものを買うという最悪の状況を生みます.これすなわち,よくないものを大量に作り,大量に売り,大量にゴミにしていくという,まさに今の日本です.商品から個性が薄れ,平均的に似たものを買わされ,飽きて,捨てて,買い換える.この繰り返しです.だからもし「いいもの」を使うことを「贅沢」と定義するなら,贅沢はしなくてはならないのです.いいものは確かに高価ですが,飽きず長く使え,愛着も湧きます.だからお金の無駄遣いには結果的になりません.そして何より精神的に豊かになれる.大人もそうですが,私は特に子供だからこそ「いいもの」を知る機会があるべきです.最も感受性が豊かな子供の時代にこそ!
贅沢は見方
もっと欲しがります,負けたって
勝ったってこの感度は揺るがないの
貧しさこそが敵
贅沢するにはきっと財布だけじゃ足りないね
だって麗しいのはざらにないの
洗脳(わな)にご注意 「キラーチューン」より抜粋
(詞:椎名林檎)
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tanpopoさん
コメントありがとうございます.
「贅沢」は定義次第ですね.一般に日本人が言う「贅沢」は感心できるものではないと思うのですが,でも「本物」を好きだという精神を贅沢と言われてしまったりもしますね.わたしも「本物」が好きです.日本には昔はたくさんあったのではないかと思うのですが...
- 2008/02/10(Sun) 00:43:23 |
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- えりざべす #m5Dxg7h6
- [ 編集 ]
バッグに関する最新ブログ、ユーチューブなどネットからの口コミ情報をまとめてみると…
- 2007/11/20(火) 00:40:34 |
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