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いよいよ第45回衆院選 :: 2009/08/29(Sat)

民主党が日本を変えてくれると思ってはいけません.変えるのは私たち,国民です.それが民主主義です.

明日,いよいよ衆議院議員総選挙です.過去53年間(11カ月の例外を除いて)ずっと政権交代のない一党支配の国だった日本において,ようやく政権交代が起こる可能性が高まっているようです.本当なんだろうか,と,数値やメディアをあまり鵜呑みにしない自分はいまだに信じられないのですが,いずれにせよ明日の夜には情勢が判明してくることでしょう.

これだけ長いこと一党支配が続いた国で,いよいよ多くの国民が違う政党を選ぶらしいというのですから,それなりの理由を国民はもっているのかと思ったら,そうでもなさそうです.「流れ」が民主党に行っているだけ,ただ今回その「流れ」がいつもより大きい,それだけではないだろうか,と感じる瞬間があります.

「一度くらいは民主党にやらせてみてもいい」
「結局何も変わらないと思うけど,今回は民主党に政権をとってもらいたい」
「民主党がいいというわけじゃないけど,自民党はもう信頼できない」

このように,根拠がなかったり,いい加減だったり,無責任だったりする意見が多すぎると感じます.

民主党が政策の骨格に据えていることは,「官僚主導のコントロールを解く」ということだと私は理解しています.民主党のマニフェストを見てもらえば分かりますが,具体的なひとつひとつの政策の多くはここに帰着します.しかし考えてもみてください.この官僚主導のコントロールのおかげで,文句を言いながらも,実質的には何も考えなくてよかったはずです.お膳立てをしてくれて,ただ従うだけでいいのなら,こんな簡単なことはありません.いろんな無駄や不公平が生まれたのも事実ですが,難しいことを考えたくない人にとっては,その恩恵に授かっていた可能性は充分にあります.

民主党が政権をとり,マニフェストに沿って現実に国家予算を組みなおし,霞ヶ関主導を断ち切り,地方分権を推進するならば,その時は政治はようやく一部の人たちのものではなく,私たち「民」のものに近づくでしょう.つまり,形式的ではない,本当の「民主主義」に近づくと思います.しかし,そのために多くの市民は,考え,意見を持ち,積極的に政治の一部に参加しなくてはならなくなります.私たち日本人は,自分の意見を他人に押し付けたり,人の話が聞けないくせに,他者批判が好きな国民ですが,それでは何一つ決めることができないわけです.コミュニケーション能力も市民レベルで問われることになっていきます.

私は,民主党が掲げる理念をちゃんと理解して,それに賛同し投票する人は少ないと感じます.むしろ,そういう意味では,民主党政権を危惧する自民党支持派の人たちの意見の方が的を得ているのかもしれません.「民主党が政権をとったら日本は混乱する」という意見に裏はないと思います.何もかもお上にまかせっきりの体質,何かの模倣をするだけの気質では,新しいものは生まれません.だから,民主党になっても何も変わらないかもしれないし,むしろ一括統制がとれなくなれば混乱も起こるでしょう.

しかしそれでも私は,従来どおりの中央集権的な政治形態のままでいいとは到底思えないのです.多様化した価値観は大きなストレスを生み続けると思いますし,多くの情報が溢れる現代においては,目に見えない形でこっそり政治を行うことはさらに難しくなっていくでしょう.今回は,外国メディアも日本の選挙には注目しています.ようやく日本でも,民主主義国家らしく政権交代が起こるかもしれない,と期待しています.私たちひとりひとりが意見を持ち,それらが集積した自立した国家へと日本が成長し,諸外国と対等な対話ができるようになるためには,この政権交代は必要なことだろうと私は捉えています.

ところで,このまま民主党政権が誕生し,公約どおり官僚主導の政治枠組みの解体が進んだとしましょう.にも関わらず,日本は何も変化せず,むしろ社会が混乱をきたしたとしたら,それは誰の責任でしょう.民主党は駄目だった,と言う人がいそうですが,そんなことはありません.民主党が著しく国民を裏切るような言動や事実が浮上したのなら話は別ですが,そうでないなら「民主党のせい」ではなく「私たち市民のせい」だということをあらかじめ言っておきたい.民主党のマニフェストの中で,印象深い一行を紹介します.

「(国民の)生活の安定が希望を生み、(国民の)意欲的になった心が、この国全体を押し上げていきます。」

ちょっと抽象的ですが,まさにこれです.民主党がこの国を救うのでは決してないのです.こんな当たり前のことも,この国では「そうなの?」と疑う人がいそうで不安です.民主党の政策で経済がぱあぁっと活気付くわけはないし,老後まで安心安全な暮らしがすぐさま約束されるわけではないのですよ.民主党は,政治の構造を変えることで無駄と不公平感を是正し,人々の間に生まれ増大してしまった不信感や不安感を信頼感や安心感のようなプラスの気持ちに変換するための努力をしてくれるだけです.そうすることで,私たち自身が意欲的になり,それが国を動かす原動力を生むということです.この「意欲的になる」部分こそ,私が思うところの「考えたり意見を持つこと」に対応すると感じます.私は素晴らしいと感じます.

関連記事:政治は私たち自身のこと

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テーマ:衆議院選挙 - ジャンル:政治・経済

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グレー

えりざべすさん、こんちは
悩ましい選挙だ、どうしたものか。
私はグレー、白でも黒でもない。
でも選挙は白黒付けろと言う。
付けても良いよ、でも悩んで付けたということは考えないのだろうな。
通った方は鬼の首でも掴んだように喜び勇むのだろう、そんな姿が透けて見えるから、勝たせても鬼の首はやらんという天の邪鬼は投票したくないのだ。勝った勝ったとのぼせる輩は選びたくない。
選挙事務所に「勝・敗」の文字を掲げる輩は選ばない。
選挙は信託、勝負事ではない。
勝負事は51%で勝ちだけど、信託は51%の信託でしかない。
それをわきまえる政治家なら投票するな。
さて、どうしたものか・・・
  1. 2009/08/29(Sat) 22:08:52 |
  2. URL |
  3. はむれっと #fpu/AaYg
  4. [ 編集 ]

Re: グレー

はむれっとさん.こんばんは.

勝負ではなく信託,全くもってそうですね.

はむれっとさんご推測のとおり,明日の夜はあちらこちらから万歳三唱,鬼の首とったようにはしゃぐ方もいることでしょうね.あれは私も嫌な気分になります.嬉しいのは分かるけど,猛特訓の末に金メダルとったとか,勉強に勉強を重ねて難関学校に合格した,というような事情とは違いますからね.どちらかというと,自分の主張が市民に多く受け入れられて,だから身が引き締まり,背筋が伸びて,ぐっと奥歯に力が入る場面でしょう,当選というのは...はしゃぐ当選者や候補者事務所の様子を見ていると,「いやぁー,終わった終わった.通ってよかったなぁ.」というふうに私は感じます.涙 今回もきっと繰り返されるだろうと思いますが,しかし少しでも事情が違えばいいなぁ,と少しだけ期待しつつ...

白黒つけられないというなら,この際白紙でもいいんじゃないですか? それでどうなることじゃないですが,意思表示として.
  1. 2009/08/30(Sun) 01:28:57 |
  2. URL |
  3. えりざべす #m5Dxg7h6
  4. [ 編集 ]

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