日本について考えるブログ




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. スポンサー広告
参院選後に思うこと :: 2010/07/18(Sun)

昨年の衆院選で,国民は民主党を選び,政権交代が起きた.しかし,今年の参院選で国民は民主党に対して信任しなかった.とは言えレッドカードではない.イエローカードという感じだろうか...この微妙な状況では政策は円滑に進まないだろうが,しかし一方でこの混沌とした状態は,日本の政治が新たに進化するためには必要なプロセスなのかもしれない.

参院選の与党過半数割れは,予想どおりだった.といっても,僕が予想したのではなくて,マスメディアの世論調査で事前に過半数割れは避けられない状況が伝えられていて,まさにその予想どおりだったという感じである.

選挙前後はテレビで有権者の声が街頭インタビューなどを通して盛んに紹介されていた.その中でどうしても気になった意見がある.「民主党政権になっても何も変わらなかった」「民主党は嘘つきだ」と言う声だ.

この判断はいくら何でも早すぎだろう.政権交代して1年も経たないうちに,目に見えて日本がよくなるなんて変化は期待できない.もし国民が昨年の衆院選で民主党の政策を信任したのなら,数年くらいは改革を任せなければ何も見えてこないのではないだろうかと思う.現時点で,嘘つきだったかどうかの本当の判断は難しい.

昨年の衆院選での政権交代は,そもそも民主党に改革を推し進めてもらおうと国民が決意したというよりは,自民党は信用できない,という意志が民主党に流れただけだったのかもしれない.民主党のポリシーを深く理解したうえで国民は信任したというよりは,「どうも自民党政権で当たり前になっていた悪しき慣わしをいろいろと改革してくれるみたいだぞ」という感じの「ノリ」だけだった.で,蓋を開けてみると,いきなり小沢さんや鳩山さんのお金にまつわる問題で大混乱...さらには普天間問題,ダム問題,子供手当ての問題,高速道路無料化問題,そして最近の消費税増税に関する話題...を経験するうちに,「どうも微妙だ.不安だ.大丈夫かな!?」と多くの人が思うに至った.この状況がまさに今回の参院選の微妙な得票数を表しているように思う.

参院選で民主党が過半数割れしたことで,改革を円滑に遂行するための条件は剥奪された.そして,おそらく政策を推し進めるために必要な協力体制構築のための政治的駆け引きがいろいろと起こるだろう.そういう混沌とした状態がしばらく続くと思われる.

しかし,混沌とした時期には進化があるかもしれない.今の政治に何が足りないのか,国民が潜在的に求めていることは一体何なのか,引き続き問い続ける必要が生まれるからだ.また,もしこの先何度と無く政権交代が起こるようなら,与党も野党も,そろって政策策定能力とそれを実行していくスキルを磨くことができる.互いに批判合戦ばかりをすることがどれほど馬鹿げているかに気付く可能性もある.長く一党支配が続いていた日本では,実はまだ議会制民主主義におけるこのような本当の混沌を経験したことがないのだ.

現在の民主党政権に何が足りないのかと考えると,やはり「リーダーシップ」なんだろうと思う.彼らは多分,知識は多いし頭はいいに違いない.だけど,それを国民に伝えるメッセージの発し方や順番はどうも下手.そしてクールすぎて熱を感じない.僕はこのクールさは嫌いではないし,下手に熱くなるとマスコミや野党の餌食になるので,そこそこクールでいるべきだと思うのだが,れにしても国民の信任を得るにはちょっとクールすぎるのかもしれない.

こういう話題になると,どうしても小泉政権を思い出してしまう...小泉さんは熱の塊で,国民へ常にメッセージを伝えようとしていたし,説得しようという姿勢を感じた.そしてそれが,国民の目には,思ったこと・信じていることをしっかりと実行しようとする「芯のある人」に映り,信頼獲得につながったように思う.靖国参拝に対して「公的とか私的とか私はこだわりなく,総理大臣である小泉純一郎が心を込めて参拝した」と言い放ったあの姿にも象徴される.保守でもリベラルでもない中間層の一般国民は,何にも屈しない彼の姿をただただ「かっこいい」と思ったんじゃないだろうか...

あの時の国民のなびき方を見ていて僕はちょっと怖くもあったが,一方でなるほど国民はリーダーを求めているんだ,ということがよく分かった.今の民主党政権において,このような熱い人はどうも見当たらない.リベラル思想を持ってなおかつ小泉さんくらいの熱さを持った人が出てきたら面白いのになぁ,などと思ったりする.

****

最後に,いつも政治関係の話題を書く時,書き忘れるのだが...お願いですので若い方,特に20代,30代の方々,選挙に行きましょう.今回行かなかった方は是非次回はお願いします.

誰に投票していいか全く分からないなら,,,例えば,言ってることが理解しやすい人,他者批判が多くない人,何をいうにしても根拠がある人,など,何かひとつオリジナルな基準を設けてみると,意外に見えてくると思います.それでも分からなければイケメンに投票するのもひとつの手です.もしくは笑顔が素敵な人とか...あなたの意見ですからそれでOKです.

ブログランキング・にほんブログ村へ  
スポンサーサイト

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 社会
  2. | trackback:0
  3. | comment:2
<<国蝶・オオムラサキ | top | 感銘を受けた漫画・アニメ>>


comment

えりざべすさんこんにちは。

私は今19歳で参院選には行けなかったんですが、来月に20になりますので。以後は選挙行きますよ^^
高齢化社会の日本ではやはり若い人の票が貴重だと思いますから・・・

>一方でなるほど国民はリーダーを求めているんだ,ということがよく分かった.
私もそう思います。見た目は平和でもこの国の抱える問題は沢山あって、私も含めて国民は不安でいっぱいだと思います。
自民党や民主党等のどんな人がいるか分からない団体より一人のカリスマ的指導者がいれば国民も分かりやすいし奮い立つと思います。
それは怖くもありますが、日本人はそういう陶酔的な所がありますから・・・

それと、国民は有権者です。権利があるということは責任があるという事で以前、民主党に投票して、今民主党を批判している人たちはそこの所が分かってないと思いますね。
民主党に投票した人は民主党員、自民党に投票した人は自民党員と言っても過言ではないと思います。
「ノリ」のようなもので投票しないでもっとしっかりと「見て」投票しないといけませんねぇ・・・
これは、選挙権が与えられる自分にも言い聞かせております。

また、お邪魔させていただきます^^

  1. 2010/07/20(Tue) 07:29:56 |
  2. URL |
  3. thekoba #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

thekoba さん,どうもこんばんは.
コメントどうもです.

> 私は今19歳で参院選には行けなかったんですが、来月に20になりますので。以後は選挙行きますよ^^

おお!是非初投票エンジョイされてください.次はいつかな...!?

> 高齢化社会の日本ではやはり若い人の票が貴重だと思いますから・・・

まったくですね.いきなり何の前触れもなく書いてしまって申し訳なかったですが,年代別投票率を見ていて,いつも心にもやもやがたまるもので...笑



>
> それと、国民は有権者です。権利があるということは責任があるという事で以前、民主党に投票して、今民主党を批判している人たちはそこの所が分かってないと思いますね。
> 民主党に投票した人は民主党員、自民党に投票した人は自民党員と言っても過言ではないと思います。
> 「ノリ」のようなもので投票しないでもっとしっかりと「見て」投票しないといけませんねぇ・・・
> これは、選挙権が与えられる自分にも言い聞かせております。

僕は何事もバランスが大事だと思っています.前に民主に入れて今回自民に入れた人であっても,その行為をしっかり認識し,ある程度自分の中でその行動に対する動機が明確ならいいのでは,とは思います...でもそうでもなくて,あっちふらふら,そのときのノリで批判勢力の一員になるような人もいそうで,それはちょっと困ったものですね.
  1. 2010/07/21(Wed) 00:16:07 |
  2. URL |
  3. えりざべす #m5Dxg7h6
  4. [ 編集 ]

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://erisabeth.blog123.fc2.com/tb.php/366-dedddf1a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。