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Farewell, Steve. そしてありがとう。 :: 2011/10/31(Mon)

今日、予約していたiPhone 4Sがようやく入荷となり受け取りに行った。32GB, ブラック。僕はiPodもiPadも持っていない。今回のiPhoneに関しても、発表とともにを待ってましたとばかり予約した、わけではない。これまで4年間使ったNokiaの携帯電話が故障したというのが本当の理由である。しかし、迷わずにiPhoneにした。その理由は、他に欲しいモデルが無かったからである。(迷ったといえば、修理するかiPhoneにするかは少し迷った。)

いくつかの面倒くさい初期設定を終え、早速この新しい機械で遊んだ。タッチパネルの操作は全く問題なくスムースだし、機敏に動く画面は非常に気持ちがいい。しかもとても綺麗だ。キー入力も特に不満はない、いやむしろボタンよりもやりやすいと感じたほどだ。自宅のMac miniと同期させバックアップをとり、またいくつかの音楽をiPhoneにも入れた。高校時代を懐かしく思い出しながら、イヤホンで音楽を久しぶりに聴いた。それ以上のことはまだ何もやっていない。でも、毎日の相棒としてとても心強く、楽しくなりそうだと予感している。

僕はもともと、コンピュータにはWindowsマシンを使っていた。それほどコンピュータに興味がなかったというのもあるが、最も大きな理由はマックは値段が高かったからだった。それに、知人のマックはよくフリーズしていた。欠点も含めてマニア性が高かったと記憶している。知人はフリーズするのも可愛いと言っていた。当時、大衆にはWindfows(当時は98全盛期)が絶大な影響力を持っていた。多様なフリーウェアもあった。

しかしながら、僕にとってこのWindows優勢の状況はその後大きく変化した。それはまさしく、アップルが開発したOS Xがきっかけであることは疑いようがない。研究においてはSGIのIRIXマシーンを使っていたため、アップルコンピュータがUNIXを基盤としたOSに変更したことによって、Macは一気に身近な存在になった。

アップルコンピュータの業績は急速に回復し、価格はどんどんと下がっていった。デザインは次第に未来的で洗練されたものに変化していく。利権が絡み合った音楽業界に割って入り、オンラインで音楽を購入することができる巨大システムがあっという間に構築される。音楽、動画、写真など、生活の中で楽しむ様々な要素を優れたソフトウェアがデフォルトでフォローするようになる。

今僕の周りには3台のMacがある。仕事でメインに使っているMacBook Pro、研究を行うためのワークステーションとして利用しているMac Pro、そして家庭にはMac mini。モバイルだけは8年使い続けているWondows XPマシン(Lets note)が現役だが、これもいずれ入れ替えるとなると、MacBook Airになることは間違いない。

現在は職場においてMacは完璧な環境を提供してくれている。研究に使用するオープンソースのソフトウェアはほとんどMacで動作させることができる。Finkという強力なツールもある。バックアップはタイムマシンで一発オーケーだし、必要ならWindowsを共存させることだってわけない。

僕は彼をもちろん個人的に知らない。巷では本人公認の伝記が発売され、様々な逸話が紹介され、ときには人としてどうかと思うような爆弾発言もしている彼。いったいどれだけの社員を首にしたのか分からないのだけど、しかしこれだけは僕の中では揺るがない。日常の遊びやエンターテイメントとしてのコンピュータと、研究開発等の仕事で使うコンピュータ、この双方の世界に完璧にまで浸透し、極めて有用な環境を提供してくれたのは、スティーブがCEOとして腕をふるった時代のアップルコンピュータだ。高度に連携し、とても便利で楽しく、気持ちよく、かつ美しいものを作っている現在のアップルは、まさしくCEOとしてスティーブ・ジョブズ氏が復帰した2000年以降のアップルコンピュータの作品なのである。これは完全にシンクロする。

アップルコンピュータは多くの常識を塗り替えた。一言で言えば便利になったのだけど、しかしその「便利」は何かをさぼるための便利ではなく、新しく何かを始めるための「便利」なのだ。それは商品や環境からひしひしと伝わってくる。そして多くの場合、それらはとても直感的に行うことができる。

現在のアップルコンピュータワールドは、もちろんスティーブ・ジョブズ氏だけが作ったものではない。いや、むしろ実際に開発したのはおそらく多くの天才的技術者やプログラマーたちである。しかし、天才が大勢集まるだけではうまくいかないはずだ。おそらく彼が多くの才能を束ね、開花させ、融合させ、具現化した商品とサービスという形で世の中に出現させたのだ。そう考えている。

自分は研究者なので、創造するよりも発見することが本職だ。しかし予想もしなかったことを発見するために、創造的な発想や手法が必要になる。現代アップルは創造するとはどういうことなのか、それを目の前で見せてくれた。創造が心に楽しさや活力を与えてくれ、何かを始めようという原動力に変わる。

僕は自宅のMac miniのSafariの上であなたの死を知った。

ありがとう、Steve. さらば。
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テーマ:Mac - ジャンル:コンピュータ

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