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人と車を分離しない! :: 2008/03/17(Mon)

私は前に,ドイツアウトバーンの速度制限撤廃に関する話しを記事にしましたが,今回もドイツからの面白いニュースを発見しました.少し前のニュースですが,こちらです.

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-27816920070911

簡単に説明すると,ドイツ西方のボームテという街で,街の繁華街を貫くメインストリートを中心に,信号や車線,停止標識,歩行者用の歩道およびそれらを区別する縁石を取り除くことを決定した,というニュースです.車と人を区別しないことにより,双方とも互いにより注意を払うことになるので,結果的に交通の安全性が高まる,という理論に基づいているのだそうです.交通安全の向上目的で標識を取り払うという考え方は「Shared Space(共有空間)」と呼ばれ,オランダ人の交通専門家ハンス・モンデルマン氏が考案,EUも基本的にこの考え方を支持しているといい,今回のボームテの道路改造費用の半分をEUが負担するのだそうです.

これは素晴らしいですね.アイデアも素晴らしいですが,それを実施してみようという街が現れることも素晴らしい.そして,それにEUが多額の援助を出すというのもすごいし,多分こういうことを実施してもいいような,自己責任を持って行動できるであろうドイツ人もすごい.さすが,速度無制限道路のある国だなぁ,と思います.

ところで日本でこういうことをやったらどうなるでしょう.まず,法案が通らないでしょうが,(笑)仮に実現したとして安全性が高まるでしょうかね...微妙な気がします.日本ではとにかく「交通ルールを守ろう」は重要な標語で,絶対的地位があります.決まりをまず作って,その決まりを守ることだけ考えようというのが日本の発想です.ですから,歩道を取っ払ったりなんかしたら,結構無秩序になるだろうと思います.ボームテのような試みが成功するには,歩行者もドライバーも自転車も,個人個人がちゃんと責任のある行動をとらなくてはいけません.そういう責任ある行動を基盤として実現されるボームテのストリートは,私の描く理想の空間だという気がします.しかも,ニュース記事では触れられていませんが,歩道や妙な標識や,そういう街の景観を害しかねない種々のものが消えるのです!これは相当に洗練された雰囲気が街に宿ることでしょう.実施されるのはこれからのようですが,実際に事故率が低下することを願わずにはいられません.

関連記事:ドイツ・アウトバーンに学ぶ

 

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テーマ:ドイツ - ジャンル:海外情報

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すばらしい試みですね!
ドイツって言う国の底力のヒミツをかいま見た気がしてきました。
このごろ思うのですが、人と人が話しあうレベルが、その国の文化レベルなのじゃないかと・・。日本文化の本来の粋な話し合いって、どんなだったのか、調べてみたくなりました。あ、また、えりざべすさんの記事からとんでしまっているかも?(^_^;)
  1. 2008/03/18(Tue) 06:50:38 |
  2. URL |
  3. rain #iz.eytdM
  4. [ 編集 ]

rainさん

そうですね.
「人と人が話し合うレベルがその国の文化的レベル...」というのは,そのとおりなのかもと思います.優劣などという言葉はあまりふさわしくないですが,少なくともあちらの国々の方たちは,個人が意見を持ち,それを出し合うことの本当の意味というのをよく分かっているのだと思います.政府レベルではなく,日本の庶民レベルでの話し合い,というのがどのようなものだったのか,私も大いに興味があります.ただ,私たちは自らの手で民主主義を手に入れたわけではないので,全く異なった形であるだろうという気がしますね.
  1. 2008/03/19(Wed) 07:26:34 |
  2. URL |
  3. えりざべす #m5Dxg7h6
  4. [ 編集 ]

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